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晴れの日には―藍千堂菓子噺

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163904733
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

菓子職人の兄・晴太郎が訳ありの女画師に恋をした。弟・幸次郎は店を守るために兄を止めるが。美しい季節の和菓子が彩る江戸人情話。晴太郎が恋をした!? 江戸の菓子所「藍千堂」シリーズ第2弾



穏やかで実直、菓子づくりのことばかり考えている兄・晴太郎が惚れたのは、訳ありの女画師だった。店を守るため、弟・幸次郎は兄を止めるのだが――。



煉羊羹に柏餅、金平糖など、晴太郎が工夫を凝らして丁寧に作り上げる季節のお菓子も色を添える、江戸人情小説。

田牧 大和[タマキ ヤマト]

内容説明

“菓子莫迦”の兄・晴太郎が恋をした。しかし、そのお相手は―おっとりした菓子職人の晴太郎と、商才に長けたしっかり者の幸次郎。兄弟が営む江戸の菓子司「藍千堂」に今日も難問が降りかかる。「藍千堂」シリーズ第2弾。

著者等紹介

田牧大和[タマキヤマト]
1966年、東京都生まれ。明星大学人文学部英語英文学科卒業。市場調査会社に勤務しながら、ウェブ上で時代小説を発表。2007年『色には出でじ風に牽牛』(『花合せ濱次お役者双六』に改題)で第二回小説現代長編新人賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rin

97
【図書館】この時期に読めて良かった一冊。お菓子だけでなく、七草粥など日本に昔から存在している食べ物に触れることができた。何よりも藍千堂の兄弟が、特に兄の晴太郎がゆっくりとしっかりと成長をしている姿に。二人がしっかりと互いを認めて助け合う姿に胸が暖かくなる。もちろん周囲に厳しくも優しく、二人を見守って助けてくれる存在があるのも読み手として嬉しい。お菓子に込められた想いや、お菓子を通して出会う人々。困難はこれからもあるだけ朗けれど、一歩を踏み出すことができた兄。それに続く弟が見たいので、第3弾を期待します。2017/01/03

ぶんこ

95
晴太郎と幸次郎と茂市の藍千堂シリーズ2巻目。仲の良い3人の仕事ぶりを見ているだけでホッコリで、茂市が笑い上戸というのが、もしかしてこのシリーズの核なのでは。笑う門には福来たるですね。晴太郎応援団ともいうべきおじさん軍団の中に(さち)ちゃんが加わったら、それは茂市さんはメロメロになるでしょう。これからの藍千堂に後光?がさしてきたようです。「悪よのう〜」の鎧坂が失脚してやれやれと言いたいですが、二人の息子さんの今後が気がかりです。おじさん軍団助けてあげてと頼みたいです。2016/09/02

ゆみねこ

90
菓子職人晴太郎が恋した女性はやっかいな事情を持つひと。恋の行方と店の危機を力を合わせて乗り越える、これぞ王道の人情噺。藍千堂もますます繁盛の予感ですね。2016/08/17

九月猫

77
「晴太郎が恋をした。」に、菓子莫迦ぽわわんの晴太郎さんが!?と驚き、楽しみにしていた藍千堂2作目。金平糖をひとつずつつまむように大事に読もうと思っていたのに、晴太郎さんの恋模様が気になって一気読みでした。大事な人たちと大事なお店が窮地に立つかもしれないけれど、あの人を見捨てたら、きっと自分の味が濁る。大事な人みんなを守るために、無敵の笑顔で立ち向かう晴太郎さんの優しさが原動力の強さが大好き。久利庵先生の「おしのが引き合わせてくれた」の言葉にうるうる、最後の一行に にやにや。次巻も楽しみに待ちたい。2016/07/22

はる

75
面白かった!前作「甘いもんでもおひとつ」よりさらに良かったです。人を思いやる優しさに溢れた物語。兄の晴太郎の恋の行方が微笑ましく、終盤少しハラハラする展開も面白かった。出てくる和菓子も本当に美味しそうで食べたくなりますね。あ~早くも続編が読みたいです。2016/07/15

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