スープ日乗―鎌倉スープ教室全語録

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スープ日乗―鎌倉スープ教室全語録

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784163904214
  • NDC分類 596.3
  • Cコード C0077

出版社内容情報

応募殺到で募集をやめたスープ教室がある。鎌倉の自宅で1年間、食から生きる本質を問う。91歳「台所の哲学者」名講義を生収録。

さあ、いのちを養うお稽古をはじめましょう。

鎌倉の辰巳邸で開かれているスープ教室は、二〇一六年一月で二〇周年を迎えた。
入会希望者は年々増え続け、いまでは入会まで一〇年を待つ生徒も珍しくない。そこでは四季折々の素材を使ったスープのつくり方はもちろん、卒寿を超えた辰巳芳子が自らの経験から培った食、家族、自然、社会環境との向き合い方、人生哲学が熱く語られる。
この本は初の講義録。1年9か月全14回分の教室で語られたすべてのことばを、丁寧に記録した。

レシピ31種を掲載。時にユーモアをまじえ、レシピだけではわからないスープ作りの勘所を、まるで教室にいるかのような臨場感で学ぶことができる。

内容説明

鎌倉の辰巳邸で開かれているスープ教室は、二〇一六年一月で二〇周年を迎えた。入会希望者は年々増え続け、いまでは入会まで一〇年を待つ生徒も珍しくない。そこでは四季折々の素材を使ったスープのつくり方はもちろん、卒寿を超えた辰巳芳子が自らの経験から培った食、家族、自然、社会環境との向き合い方、人生哲学が熱く語られる。この本は、そこで語られたすべてのことばを丁寧に記録した辰巳初の講義録。さながら教室にいるようにスープのつくり方とともに、人としての“生きていきやすさ”のすべてがわかる。

目次

二〇一四年四月一二日「あなた方はお帰りなさいというときにどういうふうにしているの」
二〇一四年五月一〇日「硬いひよこ豆に心底閉口したから新大陸行きを奨励したのじゃないかと思うくらいよ」
二〇一四年六月一四日「わたしはこんなにおっかない人だけれどちょっとだけやさしいのよ」
二〇一四年七月一二日「それを聞いて母は涙をこぼしたの世界中、母親の考えることは同じかしらって」
二〇一四年一〇月一一日「庭に山椒があってその若芽から小さな実まで使っていけるなんて日本人なればこそ」
二〇一四年一一月八日「半端な色の擂り鉢で半端じゃない仕事をやらされるこれは大いなる日常の矛盾ですよ」
二〇一四年一二月一三日「他人が省みようとしないものにも宝物はいっぱいあるものだ」
二〇一五年三月一四日「怒っているあいだにじゃがいもと米が難らかくなりましたね」
二〇一五年五月九日「想像力でカスタネットの音を頭のなかで響かせながらつるのよ」
二〇一五年六月一三日「ミケランジェロは一体何を食べ何が彼の力になったのかを確かめに行ったの」
二〇一五年一〇月一〇日「真心にも込め方がある 真心の表現の仕方があるということなのだけれど」
二〇一五年七月一一日「日本がそういう国だったことを忘れないで 忘れるなよっていっているの」
二〇一四年三月八日の課題 基本のスープ ポタージュ・ボン・ファムのつくり方

著者等紹介

辰巳芳子[タツミヨシコ]
1924年、東京都生まれ。料理家・随筆家。聖心女子学院卒業後、料理研究家の草分け的存在であった母・辰巳浜子のもとで家庭料理を学ぶ。父の介護経験からスープに着目し、鎌倉市の自宅などで「スープの会」を主宰。メディアを通じて料理を紹介する一方、東西の食文化の歴史、地球環境にも関心を抱き、食の大切さについて積極的に発信している。NPO法人「良い食材を伝える会」会長、「大豆100粒運動を支える会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこたん

37
“料理ってね、感性をみがく一瞬の勝負を三六五日、一日に三回やるということなの。さぼらないで、一回ごとにやるべきことをやる人になってください。そうすると五感が発達する。” スープ教室の講義録。ライブ感がすごくて、思わず緊張。寝転がって読んでたら、本の中からぴしりと叱り声が飛んできそう。調理過程の写真には(何時何分)の記録付きでまさに講義。材料を炒めるのに使う油は、オリーブ油のみ。スープ、ポタージュ、けんちん汁さえも。素材の旨み栄養を余すことなく引き出し活かす事への妥協のなさが、身体に優しいスープを生み出す。2016/11/14

fwhd8325

27
数年前に、辰巳さんのドキュメンタリーで、スープへの想いを見たのですが、それは衝撃でした。角度を変えれば、料理に対する強いこだわりに見えるのでしょうが、よくよく考えれば、それは、素材、道具、食べる人への作り手の気持ちに過ぎないんだと。この書は、語りを活字に起こしているから、ある意味わかりやすく、そこに自分自身がいるように感じることができます。不足しているかなと思っても、作り方の手順が写真で掲載されているので、とてもわかりやすい。2016/10/31

おさかな

6
部屋を片付けていたら発掘されたので再読。私は完全な読み物として読んでいますが、スープの作り方の講義録です。先生はお茶やお花や"お稽古ごと"の先生、いや、師匠のような、対面したらちょっと緊張しちゃう感じの人かな。丁寧に、手をかけコストをかけて作るスープはとても贅沢な味わいなのだろうなあ。日乗(調べて初めて日記という意味だと知った、この言葉も聞かなくなりましたねと本のなかで先生は仰っていた)と名前についた本だけれど、私の日常とはかけ離れた丁寧な時間が流れていて、むしろ現実逃避がはかどる本だ。2019/08/10

雪狼

5
本当の贅沢とは何か?読んでいる間中私に問いかけてくる本でした。でも本当にこんなふうにスープが作れたらいいんですよね。本当に…図書館本。2018/12/27

ちび独

5
料理の本。レシピもちゃんと載っている。スープといってもけんちん汁もあるので、ポタージュとかコンソメだけではない。何に拘って料理を作っているか、がポイントでしょう。その辺が料理サイトとはちょっと違う。道具や材料もオフィシャルサイトから購入(いいものだから安くはありませんが)できるようなので、華道、茶道、舞踊のようなシステムになっている? 料理にかかった時間が書いてあるのでわかるが、ささっとできるものではない。しかし、「頭を使って時間を節約することも考えて」、とも言っているのでなかなか奥が深い。2016/05/02

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