出版社内容情報
荒廃した町を壁で囲み、囚人に全てを運用させる「監獄街」。そこに侵入・脱出するインポシブル・ミッションに犯罪のプロたちが挑む。
英国出版界を揺るがした究極のプリズン・サスペンス
荒廃した町を壁で囲み、囚人に全てを運用させる「監獄街」。そこに侵入・脱出するインポシブル・ミッションに犯罪のプロたちが挑む。
内容説明
犯罪のサポートと情報の売買。それがカーラの仕事だった。だが今回持ち込まれた依頼は危険きわまりない―“プログラム”への潜入の手配である。頻発する刑務所の暴動に手を焼いたイギリス政府が導入した矯正施設、“プログラム”。ゴーストタウンとなった住宅街を接収、二重の壁で囲み、そこで受刑者たちによる「自治」が行なわれている。依頼人は元狙撃兵の殺し屋ジョハンセン。カーラの手配でジョハンセンは施設に潜入するが…。依頼の背景を調べはじめたカーラは、次々に不可解で不穏な事実にぶちあたる。かつて彼女とジョハンセンが関わったギャングの抗争。元MI5の老スパイの死、謎の失踪を遂げた女性医師。警察、MI5、犯罪者たち…この一件の裏側で何か秘められた謀略が動いている。そして“プログラム”の中では、ジョハンセンに怨みを抱く大物ギャングが待ち受けていた…。ジョン・ル・カレばりの陰謀の迷宮。スタイリッシュなクライム・ノワールの語り口。最高にクールな女性ヒーローと巧妙なプロットでイギリス出版界を揺るがせた新人のデビュー作。
著者等紹介
ギルトロウ,ヘレン[ギルトロウ,ヘレン] [Giltrow,Helen]
イギリス、チェルトナム生まれ。オックスフォード大学出版局などに編集者として勤務。『謀略監獄』がデビュー作
田村義進[タムラヨシノブ]
1950(昭和25)年、大阪市生まれ。金沢大学法文学部中退。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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