死はこわくない

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784163903781
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「死はこわくない」。75歳の今も精力的な取材を続ける立花氏。臨死体験研究、がん闘病を越えて見出した理想の「死」のかたち。

「死ぬというのは夢の世界に入っていくのに近い体験だから、いい夢を見ようという気持ちで人間は自然に死んでいくことができるんじゃないか」。

自殺、安楽死、脳死、臨死体験研究…。長きにわたり、人の「死」とは何かをいうテーマを追い続けてきた「知の巨人」、75歳。がん、心臓手術を乗り越え、到達した心境とは?

〈目次〉
第一章 死はこわくない
?@「死」を怖れていた若き日
失恋で自殺?
安楽死についてどう考えるか
「死後の世界」は存在するか
?Aここまでわかった「死の瞬間」
心停止後も脳は動き続ける
体外離脱の謎
「神秘体験」はなぜ起こるのか
人生の目的は心の平安
?Bがんと心臓手術を乗り越えて
理想の死に方
延命治療はいらない
生命の大いなる環の中へ

[特別エセー] ぼくは密林の象のごとく死にたい

第二章 看護学生に語る「生と死」
人は死ぬ瞬間に何を思うか
死にゆく者へのインタビュー
厳しい看護師の現場
葛藤に次ぐ葛藤
燃え尽き症候群
難しいがん患者のケア
筑紫哲也さんの場合
余命の告知はどうすべきか
勝手に告知した、と激怒した家族
人間は死んだらゴミになる?
ナチスに殺された子どもの絵
「肉体は人間存在の外殻に過ぎない」
見えない存在との語らい
臨死体験はなぜ似ているのか
長期療養病棟の現実
尊厳死とどう向き合うか

第三章 脳についてわかったすごいこと
「意識」とは何か
脳科学「最大の謎」とは
脳はケミカルマシン
夢は思い通りに変えられる
意識を数式化できる?
心を持つ機会はできるのか
死んだときに意識はどうなるのか
東洋の世界観に近づく

あとがき

内容説明

自殺、安楽死、脳死、臨死体験…。長きにわたり、人の死とは何かというテーマを追い続けてきた「知の巨人」が真正面から「死」に挑む!

目次

第1章 死はこわくない(「死」を怖れていた若き日;ここまでわかった「死の瞬間」;がんと心臓手術を乗り越えて ほか)
第2章 看護学生に語る「生と死」(人は死ぬ瞬間に何を思うか;死にゆく者へのインタビュー;厳しい看護師の現場 ほか)
第3章 脳についてわかったすごいこと(「意識」とは何か;脳科学「最大の謎」とは;脳はケミカルマシン ほか)

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒業。同年、文藝春秋入社。66年退社し、67年に東大哲学科に学士入学。在学中から評論活動に入る。徹底した取材と卓抜した分析力による文筆活動で菊池寛賞、司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーちゃん

59
科学者に言えるのは、どのようにして神秘的な感覚が生じるかだけだ。なぜそのメカニズムが起こるのかの答えは、個々人の信念に委ねる他ない。【K.ネルソン】脳の奥深く、進化の初期段階で生じた大脳辺縁系が、死の直前、人に白昼夢のような神秘的な体験をさせることを突き止めた研究者。辺縁系は眠りの制御を行ったり、幸福感を感じさせる神経伝達物質が放出される場所。Nスペ「臨死体験 死ぬとき心はどうなるのか」より/語り得ぬものについては沈黙せねばならぬ【ヴィトゲンシュタイン】/一度死んで生き返った人はいないのだから、→2016/03/08

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

36
小さい時は死ぬのが怖かった。今は良く分かりません。死というタイトルの本を深夜に読むべきでは無かった。色々な考えが浮かんで入眠を妨げます。2016/05/13

matsu04

31
94年に「臨死体験」を読んだ時の感動がよみがえる。その後の脳科学の進歩等により臨死体験そのものは科学的にほぼ説明され得る(つまり死後の世界など存在しない)とされるが、氏はそうした研究や自身の手術経験等を通じ「心の平安を持って自分の死を考えられるようになった」とし、〝死ぬのは怖くない〟とのメッセージを発信する。第3章の脳研究最前線も凄い。あとがきも良い。ううむ、立花隆は偉大なり。2015/12/09

tu-bo@散歩カメラ修行中

30
夢中になって、彼の本を追いかけた時があった。還暦を目前にして、タイトル買い。死が身近に感じることが多いせいもある。結論を言えばはなはだナマイキであるが、老いたり、立花隆という印象だった。悪い本ではないが、読後に何も残らない印象。毒にも薬にもならなかった。ちょっと残念。2015/12/15

かわうそ

17
★★★本の手触りはいい笑、字が大きすぎて、白紙のページも多い、千円は高い 立花隆哲学の入門書としては最良の書かもしれない すでに夢を操ることが現実に出来るという、さらに、ハリーポッターの死の秘宝にハリーが白いトンネル状のところを歩き、ダンブルドアと話すところがあるがあれは、ハリーの臨死体験であることがわかった笑2016/07/18

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