世界史の10人

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163903521
  • NDC分類 280
  • Cコード C0095

出版社内容情報

クビライ、エリザベス一世、王安石。世界史にイノベーションを起こした十人のリーダーを取り上げ、変化の時代を生き抜く智恵を伝授。

「世界史は必ず役に立つ。将来のための教材は過去にしかないからです」
世界史上にイノベーションを起こした10人に、
変化の激しい時代を生き抜く知恵を学ぶ。

第1部 世界史のカギはユーラシア大陸にあり
――大草原に大帝国を築いた人びと
1.バイバルス 奴隷からスルタンに上りつめた革命児
2.クビライ 五代目はグローバルなビジネスパーソン
3.バーブル 新天地インドを目指したベンチャー精神

第2部 東も西も「五胡十六国」
――東方世界の「南北朝」
4.武則天 「正史」では隠された女帝たちの実力
5.王安石 生まれるのが早すぎた改革の天才

第3部 「ゲルマン民族」はいなかった?
――ヨーロッパは領土と家系の迷宮
6.アリエノール 「ヨーロッパの祖母」が聴いた子守唄
7.フェデリーコ2世 ローマ教皇を無視した近代人

第4部 ヨーロッパはいつ誕生したのか
――ユーラシア大草原からの侵入を防ぐ壁
8.エリザベス1世 「優柔不断」こそ女王の武器
9.エカチェリーナ2世 ロシア最強の女帝がみせた胆力
10.ナポレオン3世 甥っ子は伯父さんを超えられたのか?

内容説明

人間の脳みそが変わらないかぎり、過去と同じようなことは起こりうる。つまり、歴史は未来の問題の解決に役立つのです。まして、現代のように日本が世界と密接にリンクしていると、「それ、外国であった話でしょう?」とはけっして言えません。将来、何が起こるかは誰にもわからないけれど、世界史は必ず役に立つ。教材は過去にしかないからです。

目次

第1部 世界史のカギはユーラシア大草原にあり(バイバルス―奴隷からスルタンに上りつめた革命児;クビライ―五代目はグローバルなビジネスパーソン;バーブル―新天地インドを目指したベンチャー精神)
第2部 東も西も「五胡十六国」(武則天―「正史」では隠された女帝たちの実力;王安石―生まれるのが早すぎた改革の天才)
第3部 「ゲルマン民族」はいなかった?(アリエノール―「ヨーロッパの祖母」が聴いた子守唄;フェデリーコ二世―ローマ教皇を無視した近代人)
第4部 ヨーロッパはいつ誕生したのか(エリザベス一世―「優柔不断」こそ女王の武器;エカチェリーナ二世―ロシア最強の女帝がみせた胆力;ナポレオン三世―甥っ子は伯父さんを超えられたのか?)

著者等紹介

出口治明[デグチハルアキ]
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼CEO。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒業後、72年、日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師、慶應義塾大学講師などを歴任し、2006年、ネットライフ企画株式会社(二年後、現社名に変更)を設立、代表取締役社長に就任。13年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あゆ

52
世界史の10人 10人中7人知ってる人の話だった。あゆ,いがいとエカチェリーナ2世とか好きだったな,時代の背景とかも書いててあー,授業で習ったなって思いながら楽しく読んだ!この人の本,めっちゃ読みやすい!2021/05/25

壱萬参仟縁

43
時代が下るにつれてどこの国(地域)でも官僚制に向かっていく。永続的に栄えようとすれば、能力ある人間が交替しながら治める方がよい(9頁)。出口先生は、民主主義と官僚制の組み合わせが現時点でシステムとして一番マシという(11頁)。勉強は人から強制されるものではなく、自ら行うものだ。アズハル大学@カイロは世界最古の大学。いつ入学しても、何を学んでも、いつ辞めてもよい(23頁)。自由大学。理想的。遊牧民の社会では女性の地位が高いという(106頁~)。性差ない社会をこそ。2016/03/17

サトシ@朝練ファイト

36
なかなか面白く、この作家の他作品も手に取りたいです2016/02/29

読書ニスタ

35
かろうじて少し理解していたのは、エリザベス1世くらいで他は名前だけが数人と、名前も知らない人も。一本調子で歴史は作られないし、色んな解釈だってある。 王安石が響いたかな。中間層の繁栄無くして、国の繁栄もない。地方役人だった彼だからこそ見えた真実だと思う。地方は大地主が独占して改革がすすまないって、今でもじゃんと思っちゃいました。ああ、歴史は繰り返す。2019/03/24

R

30
ユーラシア大陸を横断した世界史を学べる面白い本でした。特に中央アジアを含むロシアがかかわった世界史部分が面白くて、このあたりの研究が活気づいているのだと知ることができました。歴史は時代によって評価も変わってくるので、則天武后や王安石といった、蛇蝎のごとく嫌われた人たちの再評価についてなど読みどころが多くて楽しい一冊。世界史における女性という一つのテーマについても丁寧に書かれていて、ずいぶん勉強になりました。しかし著者は本業ではないのに、異様に詳しいなと驚くばかりであります。2018/05/03

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