習近平暗殺計画―スクープはなぜ潰されたか

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習近平暗殺計画―スクープはなぜ潰されたか

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163903415
  • NDC分類 312.22
  • Cコード C0095

出版社内容情報

中国駐在10年の敏腕記者に、前代未聞の特ダネ禁止令! 読売本社に何が起きたのか?「習近平暗殺計画」をスクープした筆者が問う。

元エース記者が一身を賭けて書いた!

中国駐在10年の敏腕記者がつかんだ、習近平総書記の暗殺計画。それは、腐敗一掃を進めて権力基盤を揺るぎないものにしつつあった習総書記に追い詰められた中国高官が、密かに練った謀略だった――。驚愕の情報を事実と確信した記者に、東京の本社から出されたのは前代未聞の特ダネ禁止令だった! いったい読売本社に何が起きたのか?
豊富な経験をもとに描き出す中国の権力闘争の恐るべき暗部。そして、この取材をきっかけに職を辞した元記者が、ジャーナリズムのあり方を問う渾身作。

(目次)
はじめに
第一部 暗殺計画から見た中国

第一章軍事パレードをどう読み解くか
第二章政変劇が抱える深い闇
第三章歴史的スクープはいかにして生まれたか?
第四章 記者生命をかけたスクープ「習近平暗殺計画」
第五章 スクープ記事をどう読むか
第六章 暗殺計画は本当にあったのか
第七章 見えてきた習近平の対日観

第二部 前代未聞の報道自主規制

第八章 耳を疑った特ダネ禁止令
第九章 突然の帰国指示
第一〇章 特ダネ記者の告白
第一一章 掲載不可、辞表までの攻防
第一二章 新聞記者のカウントダウン
おわりに

内容説明

極秘の内部報告とは!?そこには、腐敗一掃を進める総書記に追い詰められた中国高官が密かに練った謀略があった―。驚愕の情報を追う記者に、東京の本社から前代未聞の特ダネ禁止令が出された!

目次

第1部 暗殺計画から見た中国(軍事パレードをどう読み解くか;政変劇が抱える深い闇;巡ってきた特ダネのチャンス;記者生命をかけたスクープ「習近平暗殺計画」;スクープ記事をどう読むか;暗殺計画のリアリティ;見えてきた習近平の対日観)
第2部 前代未聞の報道自主規制(耳を疑った特ダネ禁止令;突然の緊急帰国令;特ダネ記者の告白;掲載不可、辞表までの攻防;新聞記者のカウントダウン)

著者等紹介

加藤隆則[カトウタカノリ]
1962年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。86年~87年、北京で語学留学。88年、読売新聞社入社。東京本社社会部で司法、皇室などの担当を経て、2005年7月~11年3月、上海支局長。同年6月~13年8月、中国総局長。同年9月から中国駐在編集委員を務めたのち、15年6月退社。ジャーナリスト、NPO法人日中独創メディア理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チェアー

5
二部構成。前半は習近平の暗殺話と日中話。後半はネタを「握りつぶした」読売新聞の告発。後半の方に力が置かれているように読める。よくも悪くも古き読売精神の持ち主。特ダネ至上が強すぎて、いまの管理された新聞社では受け入れられなかった。特ダネでブツを求めた会社の姿勢もわかるけどなあ。でも、優秀な中国専門記者が新聞業界から1人いなくなったことは事実。2016/04/24

trazom

4
中国に関する加藤さんの取材能力の高さに舌を巻くが、この本の本当のテーマは「スクープはなぜ潰されたか」にある。社会部出身で、特ダネを挙げるのが記者の使命と考える加藤さんに対し、読売新聞は、誤報や外部の圧力を怖れて「特ダネ禁止令」を発する。やる気のある現場に対して、批判を怖れて事なかれ主義に陥る本社という関係は、最近の日本の社会を象徴する現象である。加藤さんは、中国総局長を解任され、直訴も叶わず帰国させられる。その無念さは、よくわかるが、この本の後半は、そういう著者の私憤に延々と付き合わされ、いかにも辛い。2016/05/06

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