出版社内容情報
通夜に集まった昔の仲間たち。かつて誰もが恋した美しきチェリストとの再会が、男たちの運命を変えていく。著者最後の純愛長編。
通夜に集まったのは昔の仲間たち。株屋、医者、実業家、冒険家……建築家の辰野が日頃は出会うことのない、ユニークな顔触れだった。
誰もが恋したマドンナ・久美子の噂に、辰野の胸は痛む。一旦は彼女を手に入れながらも、理由も知らされず、別れを告げられた過去を固く封印して、辰野は生きてきたのだった。
久美子が葬儀に現れたとき、運命の歯車が動き始める。ある者は未来を、ある者は生命を賭ける。己の愛を証すために。そして、辰野が知った真実とは?
艶やかなエロス、海の魅力と死の恐怖、男同士の黙契。
作家生活60年、石原慎太郎、最後の純愛長編小説!
内容説明
通夜に集まったのは昔の仲間たち。ある者は未来を、ある者は生命を賭ける。封印を解かれた愛のために…艶やかなエロス、男同士の黙契。石原文学の到達点。
著者等紹介
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年、神戸市生まれ。一橋大学在学中の1955年に「太陽の季節」で衝撃的なデビュー。翌年、芥川賞を受賞。「化石の森」「生還」など数多くの作品を執筆する一方、1968年に参議院議員に当選。その後、衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。1995年、勤続二十五年を機に国会議員を辞職。1999~2012年、東京都知事を務める。2012~2014年、再び衆議院議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ひとひら
りょうけん
田中峰和