出版社内容情報
『シャイニング』に描かれた惨劇から30年。ダニーを再び襲う悪しきものども。異能力「かがやき」を持つ少女とともに彼は敵に挑む。
あの名作『シャイニング』の続編、堂々の日本上陸
『シャイニング』に描かれた惨劇から30年。ダニーを再び襲う悪しきものども。異能力「かがやき」を持つ少女とともに彼は敵に挑む。
内容説明
冬季閉鎖中のリゾートホテルの管理人一家を、ホテルに巣食う悪霊たちが襲う。その恐怖と惨劇をおそるべき筆力で描ききった20世紀史に残るホラーの金字塔『シャイニング』。あれから36年、巨匠キングは「その後の物語」を書く。超能力“かがやき”を持つ少年ダニーは、どんな人生を歩んだのか?そして大人になった彼を、宿命は新たなる惨劇へと導くのだ。迫る邪悪と、彼と似た能力を持つ少女の誕生―誰も予想しなかった名作の続編が幕を開ける!
著者等紹介
キング,スティーヴン[キング,スティーヴン] [King,Stephen]
1947年、アメリカ、メイン州生まれ。1974年に『キャリー』で作家デビュー。恐怖小説をアクチュアルな現代小説に再生した「モダン・ホラー」の巨匠。近作の『11/22/63』は「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」で1位となるなど、日本でも高く評価された
白石朗[シライシロウ]
1959年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
138
シャイニングの続編のようです。シャイニングでは子供であったこの主人公が現在はあるホスピスで働いてはいるものの時たま人には見えないものが見える状態が続きます。また同じ主人公となる小さな女の子の生活が描写されています。上巻ではあまり急な展開はなくこの二人の最大の敵となる、真結族の説明などに終始しています。下巻が楽しみです。2018/02/25
starbro
115
『キャリー』から始まって、スティーヴン・キングの作品を40年近く読み続けています。外国人作家でこれだけ読み続けているのは、スティーヴン・キングのみです。このタイミングで何故『シャイニング』の続編なのかは良くわかりませんが、とりあえず上巻は一気読みしました。上巻を読んだ限りでは、『シャイニング』のような怖さは感じられませんでした。今後の展開に期待して下巻に進みます。トータルの感想は下巻読了後に。2015/06/27
sin
92
“景観荘”を生き延びたダニーはしかし自分との戦いに敗れた惨めな姿を読者の前に晒す。嘗て作者キングも囚われたそのどん底からの帰還は容易なことではなくその有様は醜悪ですらある。物語はそこからの回復と新たな“かがやき”との出会いによって動き出し、そして〈真結族〉と自らを呼ぶ不気味な存在の接近によって緊迫の度合いを深めていく…。さてフランケンシュタインの怪物がゾンビという形で現代によみがえった様にキングはそれよりも古い器に新しい存在を盛付けようとしているのだろうか?2015/06/17
キナコ
72
映画を見たあとに購入。もともと前作、シャイニングは映画でしか見たことがなかったが、これはこれで楽しめた。アルコール依存患者の葛藤や、それでもお酒に逃げてしまう人の弱さが伝わってくる。映画では居なかった人物の登場や、ダンの心情が事細かに記載されているため、よりストーリーにハマった。2024/06/21
林 一歩
71
ダニートランスが父親と同じアル中になって帰ってきた。キングらしいプロットが冴えまくる、シャイニングの続編。2015/07/14