千春の婚礼―新・御宿かわせみ

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163901879
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

千春と凜太郎の婚礼の後、麻太郎は元岡っ引きの仙五郎から、顔形の違う人間が一人になって殺されたと聞かされる。表題作など全五篇。

明治に舞台を移した「新・御宿かわせみ」第五弾

千春と凜太郎の婚礼の後、麻太郎は元岡っ引きの仙五郎から、顔形の違う人間が一人になって殺されたと聞かされる。表題作など全五篇。

内容説明

「かわせみ」の若者たちに訪れた転機。結婚前の不安や憂鬱を乗り越え、無事に祝言を挙げた千春。そして麻太郎には新たな旅立ちが―。「明治のかわせみ」第五弾。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

115
東吾目線で「千春の婚礼」読むはずが、マリッジブルーの千春と麻太郎のじゃれ合うような会話後、あっさり婚礼。むしろ花世の初産に、医師で有りながら狼狽える麻太郎と源太郎が微笑ましい。源さん(畝源三郎)から源三郎、そして源次郎へと世代は移ってゆく。親世代の中、嫁する娘に「母様の髪飾りはみんなあなたの父様から頂いた思い出の品ですもの。生きている中は誰にもあげません」留学に、いつも着せて頂いている紋付羽織袴を所望する麻太郎に「あれだけは差し上げられません。あなたのお父様のお形見ですから・・」凛としたるいが影の主役→続2016/06/11

天の川

49
惰性で読んでいるのですが、今回、さらにその感覚が強くなりました。最後の話なんか、麻太郎の縁談の話かと思っていると、いつの間にか留学が決まっていて、どこか読み飛ばしたかと、元に戻って読んでしまいました。どの話も何だかどう解決がついたのか今一つわからない。麻太郎のことを、登場人物が「東吾に生き写しだ」と繰り返すのも、何だか時が止まってしまっているような感じで…。子ども世代の話だけでは無理があるのかも。2015/06/07

punyupunyu

31
久しぶりの「かわせみ」。小さかった子供たちが大きくなりました。どうしても気になるのは神林東吾の消息。当然、遭難にあって帰らぬ人となったように書かれてはいるけれど、カワセミにかかわる面々の彼を懐かしむ気持ちを随所にのぞかせる本作ですので、ぜひ、何らかの形で消息を明らかにしたい。どうしても生きていると思いたい。生きた東吾との再開が、中だるみのような本シリーズの大団円として望ましいと思うのですがいかがでしょうか?。2015/04/26

007

28
★★★☆☆ 「かわせみシリーズ」収束に向かっているのかな。しみじみ味わう余韻も無く、駆け足で進んでしまった感じ。でも、もしかしたら麻太郎と東吾の再会が有り得るかも・・・ファンとしてはやっぱり東吾に会いたいな。とにかく最後まで見届けたいシリーズなので、ご高齢の平岩弓枝さんくれぐれもお元気で。2015/01/27

あっちゃん

26
やはり、時代が動いているせいか、展開が速い!最後なんて、唐突感ハンパ無い!あまりの急さ加減に最終話かと思って、続いてるか検索してしまった(笑)2015/07/08

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