注文の多い美術館―美術探偵・神永美有

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163901701
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

佐々木が密かに思いを寄せていた教え子・琴乃が結婚。嫁ぎ先の家宝「支倉常長が持ち帰ったタペストリー」を、琴乃は偽物と断じたが?

美術探偵・神永美有とワトソン役の美大准教授・佐々木の名コンビ!

佐々木が密かに思いを寄せていた教え子・琴乃が結婚。嫁ぎ先の家宝「支倉常長が持ち帰ったタペストリー」を、琴乃は偽物と断じたが?

内容説明

隕石でつくられた“流星刀”、邪馬台国の“銀印”、カエサルのモザイク画などなど、摩訶不思議なお宝がぞくぞく登場!?

著者等紹介

門井慶喜[カドイヨシノブ]
1971年、群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、「キッドナッパーズ」で第四十二回オール讀物推理小説新人賞を受賞。2006年には美術探偵・神永美有が主人公の『天才たちの値段』で単行本デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

79
作者は『ぼくらの近代建築デラックス!』で有名だが、この作品は軽いミステリー仕立てになっている。神永美有という美術探偵が活躍する連作になっているがどうもイヴォンヌの存在が強すぎたり、大学の佐々木先生もいて、この二人の脇役の目立つこと!。シリーズ3作目なのでそこが良いってことかも…。2024/01/02

みかん🍊

78
シリーズ物とは知らずタイトル借り、前作知らずともあまり違和感なく軽く読めました、造形学部准教授の元に持ち込まれる数々の美術品鑑定を友人の美術コンサルタント神永の力を借りて解き明かして行く短編美術ミステリー、卑弥呼から幕末、明治までどちらかというと日本史由来の物が多かった。2015/05/14

nyanco

65
『距離』『値段』に続く美術探偵・神永美有シリーズ第3弾。このシリーズ、どんどんとライトになっているように感じるのですが…今回は、特に佐々木の専門外の日本史・日本古美術がテーマのせいもあって、謎や美術品そのものよりもキャラ読みさせるような作品になっているように感じました。このシリーズ、始まった頃はもっと硬派な作品だと思ったんだけどなぁ…映像化も視野に入っているのかしら。映像化されるとなると、きっと神永さんは女性になっちゃうんでしょうね。続→2014/12/27

真理そら

48
イヴォンヌもひどいけれど、佐々木が恋する里中琴乃の方が無神経さで上回っていることが分かった。そしてその佐々木もあまり魅力があるとも思えないので同情する気にもなれず…というように登場するキャラがどれもこれも私好みではない。それなのについはまって読んでしまうという不思議な魅力のあるシリーズ。次が出たらまた読むんだろうなあ。2019/06/17

むつぞー

46
美術や歴史に詳しくなくとも楽しめるので、今後も期待のシリーズ。 さて、今回持ち込まれたのは隕石でつくられた流星刀、大学の敷地から発掘された銀印、カエサルの描かれたモザイク画、ペリー贈呈の模型蒸気機関車、支倉常長が持ち帰ったタペストリー…などと、神永がその舌に目覚めた件もあります。 こんなところからでも美術に興味を持ってもらえたらいいなぁと思うし、またこういうものもあるのかというちょっとした知識をもらって楽しませていただきました。 個人的には最後の神永の目覚めた話がお気に入りです。 2015/01/03

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