出版社内容情報
迷宮殺人と謎の小人、人工臓器を備えた科学探偵、窃盗団に身をやつした貴公子……江戸川乱歩や海野十三にオマージュを捧げる短篇集。
奇想と企みにみちた、巨匠待望の最新短篇集
迷宮殺人と謎の小人、人工臓器を備えた科学探偵、窃盗団に身をやつした貴公子……江戸川乱歩や海野十三にオマージュを捧げる「創作の極意と掟・実践篇」。
【目次】
*迷宮入りした殺人事件と謎の小人……………「繁栄の昭和」
*女装の美少年が魔都・東京をさまよう………「大盗庶幾」
*人工臓器を体内に入れた名探偵………………「科学探偵帆村」
*新劇の老役者がミュージカルに挑戦?………「リア王」
*古い屋敷にうごめく人間たち…………………「一族散らし語り」
*華やかなパーティが終わると彼女は…………「役割演技」
*筒井康隆、映画で大活躍!……………………「メタノワール」
*愛妻の入院中、男は……………………………「つばくろ会からまいりました」
*所詮この世は欲と色、男の野望渦巻く………「横領」
*これぞショート・ショート!…………………「コント二題」
*戦前の女優に魅了されて………………………「高清子とその時代」
内容説明
屋敷に影のような人間たちがうごめき、女装した美少年が魔都・東京をさまよい、リア王役者は「君の瞳に恋してる」を歌い踊る。巨匠、8年ぶりの最新短篇集!
著者等紹介
筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年、大阪市生まれ。同志社大学文学部卒業。60年にSF同人誌「NULL(ヌル)」を発刊し、江戸川乱歩に認められ、作家活動に入る。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞受賞。87年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞受賞。89年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞受賞。92年、『朝のガスパール』で日本SF大賞受賞。97年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞。02年、紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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