出版社内容情報
中学生の友介は時間を飛び越えるタイム・ジャンプで、大学生の時に恋人が殺されることを知る。恐怖の未来を変えることは可能なのか?
SFとミステリーと恋愛小説のハイブリッド
中学生の友介は時間を飛び越えるタイム・ジャンプで、大学生の時に自分の恋人が殺されることを知る。恐怖の未来を変えることは可能なのか?
内容説明
中学生の上条友介は突然、時間を飛び越える現象に見舞われるようになる。五年後に恋人の菱村美沙緒が惨殺されることを知った友介は、現在と未来を行き来しながら、恐怖の運命を変えるべく知力と体力の限りを尽くす―。スーパーエンタテインメント小説登場!
著者等紹介
二階堂黎人[ニカイドウレイト]
1959年、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。1990年に『吸血の家』が第一回鮎川哲也賞で佳作入選。1992年に『地獄の奇術師』でデビュー。また、大学在学中に「手塚治虫ファンクラブ」の会長を務め、手塚治虫関連本も多数執筆・編集している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
66
任意にタイムジャンプができる主人公が連続殺人阻止に挑むSFミステリ。表紙に違和感があったが読み終えると納得。2014/08/19
aquamarine
45
わけのわからないうちに現在と未来を行ったり来たりさせられるタイムジャンパーとなってしまった主人公。見てしまった未来を阻止するために奮闘します。自分の意志でタイムジャンプするわけではないので前半は少々読みにくかったのですが、後半過ぎある人が出てくるあたりから突然話に筋が通ったように感じて一気に読みました。恋愛部分も良かったと思います。SFはともかくファンタジー要素があまり好みではなく最終的に必然性については納得できなかったのですが、ひょっとしたらもう一冊出て補完してくれるのかもしれず、気になるところです。2014/12/10
α0350α
17
ミステリー×SFのところがちょっと微妙でした。ミステリーを期待し過ぎていたかもしれませんが。話は読み易くて面白かったです。風来坊の彼が良いですね。2015/01/16
あっきん
16
最近はSF小説も読むことが少なくなってきて、タイムトラベルものはキングの11/22/63以来でした。この作品は途中まで少々退屈な展開でしたが、最後のほうでやっと伏線回収もされ、後半はそれなりに楽しめました。2014/10/09
糸巻
14
二階堂氏初読。SFとミステリとラブストーリーがミックスされたスーパーエンタメ小説ということで手に取る。主人公の友介が次はどの時代にタイムジャンプするのか、そこでは運命は変わっているのか、先が気になる展開が続く描き方なので単純に楽しんで読んだ。時代設定に意味があるのか謎だったが、二階堂氏と友介の生まれた年が一緒なのでご自身の学生時代に重ね合わせながら書かれたのかなと思う。本書の終盤で大事な役割をする気になるキャラクターだった【風来坊】さんが他シリーズの主人公になってるようなのでチェックしてみたい。2018/05/07
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