出版社内容情報
日本の新聞記者梓はパリで親友の不審死に会う。そして息子も誘拐された、裏には歴史の謎と政界からの魔の手が。痛快ミステリー
大手新聞記者である梓は30歳代半ばで、根っからの正義感の持ち主で、その正義感ゆえの失敗談にも事欠かない。不器用だけれども、行動力もある。梓は離婚歴があり、小学生の息子を今はパリ郊外の寄宿学校に預けている。息子に会いにパリに行ったとたん、パリでの後見人である大学時代の親友が死体となって発見される。この二つの事件には裏でつながりがあった。知り合った、天才的な推理力を持った鑑定医シャルル(作者の人気シリーズの主人公)とともに、事件の解決を図る。パリに台頭する極右組織との攻防と、ナポレオンが秘密に残したとされる巨大ダイアモンドの行方探しもかかわってきて、事件は予想もしなかった展開を見せる。著者が長年培ってきた西洋史の知識と、ストーリーテラーとしての円熟した資質が高い境地で結実した大作。ノンストップ・ミステリーとしての完成度を誇る書き下ろし作品です。
内容説明
ルーヴルの巨大ダイヤ「摂政」に隠されたスキャンダルを取材するため、女性記者・梓はパリに飛ぶ。沸騰する選挙戦の中、相次ぐ事件に巻きこまれ、鑑定医シャルルを頼りに姿の見えない敵に挑む。大統領に決断を迫り、パリ市長を震撼させる巨大機密とは何か。ナポレオンの遺言とは?ノンストップ・ミステリー。
著者等紹介
藤本ひとみ[フジモトヒトミ]
長野県生まれ。西洋史への深い造詣と緻密な取材に基づく歴史小説に定評がある。フランス政府観光局親善大使を務め、現在フランス観光開発機構(AF)名誉委員。パリに本部を置くフランス・ナポレオン史研究学会の日本人初会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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