天上紅蓮

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163805009
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

時の最高権力者・白河法皇とその寵愛を一身に受けた璋子。渡辺文学の集大成、ここに誕生!文藝春秋読者賞受賞。

著者等紹介

渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
昭和8年、北海道生まれ。札幌医科大学医学部卒業。元同大学整形外科学教室講師。医学博士。45年「光と影」で第六十三回直木賞を受賞。55年「遠き落日」「長崎ロシア遊女館」で第十四回吉川英治文学賞受賞。「天上紅蓮」では第七十二回文藝春秋読者賞を受賞。平成15年菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あいちゃん

9
平安時代の性的描写を書くのなら、もっと妖艶なじっとりした、薄暗さと豪奢さがいりまじるような文章で綴って欲しい。これでは中途半端な同人小説。と、思いきや中途半端に論文のように終わってしまった。残念だけど不完全燃焼。2013/10/19

小瑠璃

8
時の権力者、白河院とその寵姫璋子の恋。帯には「史上これほど愛された女性がいたろうか」と銘打たれていますが、確かに、白河院の璋子への思い入れはひとかたならないんだけど、こういう愛され方、うれしい、か…?すごいなぁとは思いますが、憧れられない!憧れられないけれど、白河院は本当に璋子が好きだったんだなぁ。好きな人への思いと、権力欲が並び立ったからこそ、ああいう形になったのかも。2人の関係を描きながら、歴史的考証も細かくて、勉強にはなるんですが、時折それで物語から引っ張り出されるような気もします。2012/02/29

あや

6
平安時代の歴史小説ということである程度の面白さはあったが、物語に対しての深みがあまり感じられなかった。なんだか官能的な方向に偏りすぎていた(それが著者の特徴なのかもしれない)。もう少し物語の中で歴史を愉しみたかった。2016/03/27

蝶華

6
流し読みー気分的な問題だろうけど印象があんまりない感じ?気分が乗ってたら違う感想持つだろうなぁと思いつつ記録2015/10/19

yonemy

5
皇族についての詳細な記録が残っているのだろうから、史実に沿った内容が描かれている。白河法皇と待賢門院璋子との逢瀬や、熊野詣をはじめとした行幸についての詳細な記録が綴られ、渡辺氏に期待する愛の物語は、ぽつぽつと性愛の描写があるのみ、残念。平安時代の貴族や皇族の心中を察することは不可能なのだろうが、同じ女母妻であるのに、藤原璋子と共感できる部分が一切なく、驚くほどだった☆2019/09/03

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