出版社内容情報
「週刊文春」好評連載二〇一二年分。老作家は、怒りが湧いてくるばかりの世相に半ば背を向け、映画について幸福そうに語るのだった。
老作家はこの困難な世の中で、何をよすがに生きるのか
「週刊文春」好評連載二〇一二年分。老作家は、怒りが湧いてくるばかりの世相に半ば背を向け、映画について幸福そうに語るのだった。
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
13
「週刊文春」連載エッセイ『本音を申せば』最新刊。タイトルにもあるように、映画の話題が多い巻となっている。小林信彦の強みは、実体験から来る、歴史の上にエッセイが書かれていることだ。2011年公開の『連合艦隊司令長官 山本五十六』に触れたかと思えば、1942年公開の『ハワイ・マレー沖海戦』へと想いを馳せるといった具合に。それでいて、キャリー・マリガンや橋本愛といった、若手女優の青田買いも抜かりない。いやはや、恐れ入る。2013/08/19
kobaken
9
ほんと、今年もまた読む事ができて幸せです。うちの娘が大ファンのユイちゃん、いや橋本愛ちゃんもしっかり押さえてあります。さすがです。妻と娘も絶賛の映画「桐島…」観てみたいと思います。2013/07/15
角
9
毎年春恒例、小林信彦コラムの単行本化。書名通り、映画の話が多く、楽しい。しかしこちらでも「食べ物の話を書くのは好きではない」みたいな発言がある。結構書いてらっしゃると思うのですが……。 2013年は4月までに本書含めて3冊刊行(うち1冊は新版だが)なんて、こんな年は初めてではないか。2013/04/30
gtn
8
野田民主をくさす一方で、「2013 桐谷美玲カレンダーフォトBOOK」購入。当時著者80歳。2018/08/22
kinkin
8
小林信彦さんの本らしいタイトルで惹かれました。週刊誌に連載されていますが、まとめて一冊の本として読むことが出来るのは嬉しいことです。2013/12/17
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- 和書
- 刑務官が明かす死刑の話