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ステーキを下町で

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163761206
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

食をめぐる痛快エッセイ、今回は地方へも足を伸ばし、帯広の豚丼に三陸うに弁当、京都のあんかけうどんに沖縄そばまで、一気食い!

オール読物で好評連載中の平松洋子さんの食べ歩きエッセイ「いまの味」が、『サンドウィッチは銀座で』に続き、またまた単行本になりました。下町で五一〇グラムの巨大ステーキを頬張り、早朝営業の大衆酒場でジャン酎を一杯、東京駅のエキナカグルメをハシゴと、胃袋のおもむくままに食探訪。
今回は地方へも足を伸ばし、北は帯広の豚丼から津軽名物いかメンチ、京都のあんかけうどんに沖縄そばまで、一気食い! また震災から八ヶ月目の岩手県三陸鉄道に乗り、うに弁当の味に復興の確かな手応えを感じるということもありました。もちろん前作同様、漫画家・谷口ジローさんの思わずよだれが出そうな絶品カットも満載。本年度講談社エッセイ賞を受賞した平松さんの脂の乗り切った絶品エッセイと、美食マンガのおいしい競演をご堪能あれ。

内容説明

帯広の豚丼、三陸うに弁当、下町の特大ステーキに沖縄そば。食をめぐる痛快エッセイ、デザートに美食漫画もどうぞ。

目次

梅さんの豚丼
黒豚ラブ
津軽の夜はいがめんち
朝の大衆酒場、夜はスナック
ステーキを下町で
てぃーあんだの味
はじめての「餃子の王将」
根室のさんまにむせび泣き
ぐっと噛みしめる
鮟鱇がもっくもっく
赤目四八瀧、運命のうどん
三陸の味、北リアス線に乗って
ただいま東京駅、発車時刻三十分前

著者等紹介

平松洋子[ヒラマツヨウコ]
エッセイスト。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食や生活文化を中心に幅広く執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞受賞

谷口ジロー[タニグチジロー]
漫画家。1947年鳥取県生まれ。冒険、動物、文芸と多彩な分野の作品を手がける。『「坊っちゃん」の時代』(原作・関川夏央)で第2回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mura_海竜

69
小説、温泉、美味しい食事(、そしてお酒)。この三大セットが心に優しい。特に美味しい食事は、日々の食事はできるだけ質素にして、週末を楽しむパターン。47を過ぎたここのところ、体にエネルギーが貯められなくなったのか、普段走っているからか食欲旺盛。良いものをいただく。そこでこの本を目にした。各地の美味しそうなものを拝読。その土地の文化と気候などが織り成し生まれた味、旬のもの、店の人の方言でのやり取り、信頼関係、やはりその場で食すことが大切かと再認識。2016/10/02

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

48
『サンドウィッチは銀座で』の続編。前作は東京がメインだったけれど、今作は平松さんとK田青年が北海道帯広の豚丼から始まり、全国の美味しいものを求める旅に……。震災のあった年の連載分だったらしく、その時に平松さんが感じたことや、東北への旅、東北の美味しいもの、そこに住む人たちのもてなす心なども書かれていて感慨深い。前作にあった山菜や精進料理の回のような料理は今作には無く、肉!魚!がメイン。肉欲を刺激されます。2015/05/24

むぎじる

47
食べ物全般の描写が、本当に秀逸。特に肉。読んでいるだけで、口にヨダレがたまっていく。それはまるで、魔法にかけられたよう(笑)。お気に入りは、うな丼を思わせる甘辛ダレと豚のロースがマッチした豚丼「ぱんちょう(北海道十勝)」。全国チェーンでありながら、地方色や店長色を大いに重要視している「餃子の王将」。2014/06/25

ロッキーのパパ

29
著者の健啖家ぶりに圧倒されてしまった。 表題作に出てきたステーキを食べてみたいけど510グラムなんてとても無理(^_^;谷口ジローのマンガもいい味を出していた。そっちももっと読みたいけど、それだと「孤独のグルメ」出張版になりそうな気もする。2013/12/25

ホークス

25
前作「サンドウィッチは銀座で」でも感じたが、このシリーズはファンタジーと心得て読むと、楽しみが倍増する。リアルなグルメ批評やガイドなどとは一味違う。これこそ正統な食べ物エッセイと言えるのかもしれない。例えば、冬の京都のうどん屋で、あんかけ、けい卵等数々並ぶ品書きに出会ったときの表現、「目がよろこんでよろこんで、こどもになる」なんて、とても素敵で、ファンタジーを感じてしまう。だしの効いた、優しく身体にしみとおる様なうどんが、今すぐ食べたくなる。それでいて、軽くなり過ぎない含蓄もあり、秀逸なエッセイだと思う。2015/03/29

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