テレビ屋独白

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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163752204
  • NDC分類 699.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

初めてのテレビ出演から半世紀。業界の裏表に知悉した著者は真剣にテレビの未来を憂いている。このままではテレビは死ぬ。大物芸能人

父は佐野周二、妻は西田佐知子。俳優かつ司会者、タレント、キャスターとしてテレビ界に働き続けた期間は半世紀にわたる。『クイズ100人に聞きました』『東京フレンドパーク』で大当たりし、高視聴率を維持する『サンデーモーニング』は今年25周年を迎える。テレビ界を見回しても関口氏ほど、業界の裏表を知悉している人物は見当たらない。その関口氏が真剣に「テレビの危機」を憂えている。「テレビは本来ナマであるべき」という。しかしVTRの出現ですべての内容は編集前提となり、段取り主義が横行。黄金期の「テレビ屋気質」は変質し、テレビ局は秀才が集まるふつうの会社になってしまった。もちろん視聴率というくびきもある。こうしたことが重なってテレビの現場は活力を失ってしまった。このままでいいのか。テレビとは何か、テレビ番組はどうあるべきか。制作の裏話を披露しつつ、現役のテレビ屋としてはぎりぎりのホンネで語ったテレビ業界「失敗の本質」。(本人が描いたイラストも掲載)

内容説明

かつて「生放送」でドラマをやっていた時代を知っていますか?半世紀にわたって過ごした「テレビの世界」をホンネでつづる。

目次


誕生
黄金時代
VTR
テレビの本質
視聴率
矛盾


あとがき

著者等紹介

関口宏[セキグチヒロシ]
1943年、東京都生まれ。63年から俳優として活動をはじめる。66年、立教大学法学部卒業。71年からフジテレビ「スター千一夜」の司会を務める傍ら、映画、ドラマに多数出演する。80年代から「クイズ100人に聞きました」をはじめ、司会業を中心に活躍。「わくわく動物ランド」、「知ってるつもり?!」、「関口宏の東京フレンドパーク」などをヒットさせた。他方では、小柳ルミ子の「星の砂」の作詩を手掛け、日本作詩大賞作品賞も受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミュンヘン

1
随所で出てくる「ある人が言っていた」話が面白い。何とか視聴者を繋ぎ止めたいテレビ屋の意識と、冷静にその意図を見抜こうとする視聴者意識のイタチゴッコがテレビの歴史だ、「視聴者は、製作者の意識を食べたがっている」という観点も面白い。テレビの本質は「擬似」「生」「ハプニング」、だから生本番が当然だったころのテレビは何が起こるのかわからなくて面白かった。サッカーや野球などのスポーツには「ハプニング」の要素が多少内在されていて、格好のテレビ向きソフトなのだという説に納得。サッカーやマラソンは録画より生で見たい。2012/10/04

読みmas

0
テレビ局が試験放送していた時代から家でテレビを見ていたり、映画スターがまだテレビドラマを見下していた時代からテレビの仕事をしていた人物なので、たけしや紳助がよくテレビで言っているような「あの頃のテレビは良かった~」というテレビの世界だけの感想がなかったのが良い そしてテレビは衰退する一方(娯楽の多極化というよりは自滅の一方)なんだと改めて思った2013/04/23

yoshi

0
テレビ生活50年の関口 広のエッセー。視聴率よりも視聴質を重視すべしと至極的を得ていると感じた。2012/08/26

ko1kun

0
老人の、"昔は良かった"、"今の若者はなってない"、そんな愚痴が書かれている本。テレビ創世記からのありきたりなエピソードばかりなので、もっと世間には知られていない業界の内輪話とかこぼれ話とかがあれば良かった。2012/07/08

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