出版社内容情報
レーサー2名が焼死、1人が業務上過失致死で書類送検された大事故の真相とは。モータースポーツの暗部を描くドキュメント巨篇。
日本レース界最大のタブーに挑む
一九七四年、富士スピードウェイで四台のマシンが爆発炎上、レーサー二名が焼死、観客六名が重軽傷を負うレース史上最大の事故がありました。悲劇の舞台は「富士グランドチャンピオンレース」第二戦。スタート直後に先頭付近の二台のマシンが接触、一台がスピンして後続集団に激突して起こった多重クラッシュでした。しかし事件はその後、意外な展開を見せます。静岡県警が事故原因をつくったレーサー一人を業務上過失致死の疑いで書類送検したのです。ぶつけたのは果たして故意だったのか? 『炎上 一九七四年富士・史上最大のレース事故』は長年、日本レース界最大のタブーとされてきた大事故の真相を、ノンフィクション作家の中部博さんが関係者への丹念な取材で解き明かしていきます。喧嘩まがいのドライビング、ワークスチーム間の仁義なき争いなど、モータースポーツの光と影を描き切った渾身のドキュメント巨編です。
第1章 一九七四年のレース事故
第2章 残されたレースレポート
第3章 古いカセットテープ
第4章 レーシングドライバーの記憶
第5章 語りつがれるべき言葉
第6章 一七分間の映像と二枚の写真
第7章 沈黙の挽歌
おわりに
内容説明
1974年6月2日、富士グランチャンピオン・シリーズ第2戦。スタート直後の多重クラッシュから始まった事故は、レーサー1名が書類送検、という意外な展開を見せる。接触事故は故意か、過失か?モータースポーツの光と影を描く傑作ドキュメント。
目次
第1章 一九七四年のレース事故
第2章 残されたレースレポート
第3章 古いカセットテープ
第4章 レーシングドライバーの記憶
第5章 語りつがれるべき言葉
第6章 一七分間の映像と二枚の写真
第7章 沈黙の挽歌
著者等紹介
中部博[ナカベヒロシ]
1953年東京都生まれ。週刊誌記者、テレビ司会者のジャーナリスト時代をへてノンフィクションを書きはじめる。1979年のデビュー作は編著書『暴走族100人の疾走』。一時、執筆活動を断念するも、1988年F1グランプリを取材した『1000馬力のエクスタシー』でカムバック。日本映画大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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