出版社内容情報
毛沢東・蒋介石から孔子・魯迅まで、中国4000年の歴史で重要な役割を果たした7人が登場。教科書には載らないエピソードが満載。
内容説明
毛沢東、蒋介石、始皇帝、魯迅、武則天、孔子…。中国4000年の歴史に燦然と輝く偉人たちの素顔に迫る。
目次
毛沢東―太陽の陰で目を擦る
蒋介石―見果てぬ大陸への帝王夢
孔子さま―人間から離れつづけた二千五百年
始皇帝―善も悪も全てがそこから始まった
李〓(いく)―亡国帝の千古絶唱の人生
武則天―性と姓に囚われた女皇
魯迅―絶望から絶望へたどった闘士
著者等紹介
楊逸[ヤンイー]
1964年、中国黒龍江省ハルビン生まれ。1987年、留学生として来日し、お茶の水女子大学文教育学部地理学専攻を卒業。在日中国人向けの新聞社勤務などを経て、関東学院大学客員教授。2007年、「ワンちゃん」で第一〇五回文學界新人賞を受賞。2008年、「時が滲む朝」で第一三九回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はろるど28號
3
中国の一般市民の視点から見た歴史人物像ということで、非常に興味深く読んだ。蔣介石については、ああ、やはり楊逸さん、中国人だなあと思うところも。しかし、部分的にはいささか筆が走り過ぎたところも(特に魯迅など)。あくまでエッセイとして読んでいただければ。2012/02/27
kiho
2
中国人の楊逸さんの視点から見た偉人たちの姿は、自分のイメージとは違う点もあり興味深かった☆家族が置かれた立場によっても、いろんな事情があったのだと…知らない中国が垣間見えたよう。2013/07/29
オールド・ボリシェビク
0
中国人が、中国の歴史上の人物についてどのような意識を持っているのかがわかりますね。偉人であれ、悪人であれ、とにかくスケールのでかい人物。その中でも毛沢東のすごみが際立っている。2017/11/15
チンズ
0
以前にも読んだことはあったが前回は読書メーターに登録してなかった。 今回再読してみてもやっぱり面白かったし、登場する人物に思わず興味をもってしまいます。2014/09/20
ネオ
0
とても好感が持てる人物評。愛があるゆえですなぁ。魯迅の読み方はるーしぇんで合ってるかな。2012/09/27