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出版社内容情報
アナウンサーという職業に見切りをつけ、退路を断った30代の挑戦。涙の不合格をへて、2度目で合格。司法修習をへて弁護士になるまで。
内容説明
三十代で人生を変える。アナウンサーという仕事に迷い選択をせまられた私はフジテレビを退社、退路を絶って司法試験に挑戦することを決意する。ロースクール卒業後、五年以内に三回しかチャンスはない。一年目の不合格。そして―。
目次
プロローグ 私はアナウンサーだった
アナウンサーという仕事に迷う
伝えるだけではあきたらなくなっていた
ロースクール制度
会社と学校の二重生活
謹慎で全番組を降板する
退社を決める
退路を絶つ
試験本番、不安で手が震える
短答の結果が発表される〔ほか〕
著者等紹介
菊間千乃[キクマユキノ]
1972年生まれ。早稲田大学法学部から1995年にアナウンサー職でフジテレビ入社。入社四年目、「めざましテレビ」の中継中に五階建てのビルから転落、腰椎圧迫骨折の重傷をおう。その事故からブラウン管にカムバックするまでの経緯は『私がアナウンサー』(2001年)にまとめられた。2005年から「とくダネ!」などテレビの仕事の傍ら、大宮法科大学院大学に通いだす。2007年、背水の陣を敷いて、新司法試験に挑戦することを決意、その年の12月にフジテレビを退社する。2010年、二度目の挑戦で合格。一年間の司法修習をへて、2011年12月弁護士になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
56
波乱万丈といっていいアナウンサー時代を経て、弁護士となった菊間さん。目的に向かってする努力が半端なかったです。テレビも観ず、携帯も切って情報をシャットダウンして勉強の日々。勉強の内容も半端なかったです。これから司法試験を受けようとしている人には貴重な体験談でしょう。司法に携わるにあたっての座右の銘となった「優しくて、つよくて、しかも能力がある。」こんな裁判官、検事、弁護士がいたら、冤罪も減るでしょうね。菊間さん前向きな思考と努力に感服。2018/06/28
じょんじょん
50
菊間さんのお名前は知っていたのですが、彼女が「徹子の部屋」に出演されて、波乱万丈の半生のお話をされているのを伺うまで、アナウンサー時代の転落事故や弁護士になられたことも知りませんでした。芸能スキャンダルもあまり興味がなくて、彼女がスキャンダルに巻き込まれたことも知りませんでした。社会人で司法試験に挑むなど、途方もないことと思います。同じ大学、同じ学部に身をを置いた自分としては、自分の不努力を痛感すると共に本当に尊敬します。本書からも伝わってくるその努力とハートの強さには脱帽し、心から尊敬します。2021/10/30
ichi
37
【図書館予約本】フジテレビを退社し、2回目の司法試験に合格した菊間さん。元が早稲田法学部卒なので頭が良いはずですが、司法試験突破するためにはこんなにも勉強しなければならないのか!と実態を始めて知りました。資格試験や受験生にオススメの本です!自分も頑張ろう!と思うこと間違いなし!!2016/01/26
それいゆ
34
菊間さんは司法試験の勉強を朝9時から夜12時までして、見事合格したとのこと。私も同じように、高校3年の夏休み、毎日15時間受験勉強をしていたことがあります。でも、それは目的意識のない、ダラダラとした、ただ時間だけが過ぎてゆくものでした。夢を持つこと、夢に向かってチャレンジする大切さを教えてくれる貴重な記録です。これからの時代を生きる小中学生にぜひ読んで欲しい本です。精神論でなく、具体的にどうすればいいのかが良く分かります。2012/07/09
ゆみねこ
28
ビルの5階からの転落事故、あの衝撃の大けがから復活して、アナウンサーとして大きくなっていく過程で失敗を経験した菊間さん。一念発起して弁護士に挑むその過程はやはり頑張り屋さんという以外にない。これからのご活躍を祈りたい。2013/01/14