心のクスリ

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163746005
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

曾野綾子、立花隆、内田樹らが語る、生と死、そして個人と社会。不安が増大する時代に、人はいかに生老病死に向き合うべきかを説く。

内容説明

読めば元気になる言葉の処方箋。人生の達人・14人の言葉。

目次

老いて得た自由と解放感(曽野綾子)
がんと向き合う(立花隆)
不安の時代の生き方(内田樹)
人は孤独なもの 失うものはない(三國連太郎)
家族と幸福(山田洋次)
うつの時代をどう生きるか(香山リカ)
死ぬときに人が後悔すること(大津秀一)
恋愛で発する生命のエネルギー(村山由佳)
盲ろうにもくじけなかった私がうつになった理由(福島智)
卵子提供でも出産する決意(野田聖子)
延命よりも平穏な死を(石飛幸三)
健康診断のデメリットを説く(渡辺利夫)
健康志向はブームである(久坂部羊)
小心者の幸福論(雨宮処凜)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

17
生きづらい現代社会を生き抜くためにさまざまな著名人による心の「く・す・り」となる言葉がいっぱいつまっている。特に雨宮さんの言葉は相変わらず心のお薬に最適な処方です。生きづらさの根源を知りつくした彼女の当事者としてのまっ正直な言葉の威力は絶大だと私自身はシンパシーを感じる。「延命治療」「アンチエイジング」「終末期医療」など「死」について掘り下げることから「生」を見つめなおすことが新たな視点を与えてくれる。「心」の問題へのアプローチを多岐にわたる分野、角度から考える。2012/08/04

hatman

7
生老病死に関する14名の賢者のインタビュー。 ◆曽野綾子 「いい人」をやっていると身動きが取りにくい。自由というのは「自分は相当悪い人間」と思うこと。 日本人は、今あるものを数えず、無いものばかりを数える。(引き算の生き方では幸福になれない) ◆内田樹 右肩上がりの成長はもう無い(ビジネスも) ◆山田洋次 問題児を排除するのは簡単だが、問題児が居ないと組織はもろくなる。問題児によって鍛えられることもある。 ◆雨宮処凜 人に好かれようとしてばかりいると、自分と仲が悪くなる。 2019/10/15

nutts

7
誰もが初めて経験する、低成長・雇用不安定・老齢人口激増社会。ここまでガラッと環境が変わるのだから、価値観を根底から見直して自分が変わらなければ、苦しく・行きにくくなるのは当然、というのが14人の共通項。医療に携わる人々が、立場も表現も異なりながら、がん=老化の一種=治す、治さないという類のものではない、と説くのが印象的。だからこそ手じまう時期から逆算して、今、何を積み重ねるのかを問う。その葛藤の最中、心は、組織は、家族は、どうなるのか?どうあるのか?全編を通して伝わるメッセージに、考えさせられる。2011/10/28

静かな月を見てる

5
アンチエイジングの考えが愚かなことだと思い知らされた。自分の生理に従って生きていれば一番いい、と語る三國連太郎がカッコよかった。ここの14人が共通して説いていることは、人間はあるがままに生きることが一番、ということなんだなぁ。2022/05/07

ぶんぶん

2
まあそういうことですね。後は自分と向き合います。2020/04/12

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