1985年のクラッシュ・ギャルズ

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163744902
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本中を興奮の坩堝にまきこんだ長与千種とライオネス飛鳥。そして彼女らに涙した全ての少女たち。あのときとそれから。真実の物語。

あのとき少女だった
あのときを共に生きた

長与千種とライオネス飛鳥、そして彼女らに涙した全ての少女たち、その25年間の物語

もっと強くもっと自由に!
1985年8月28日、巨大な大阪城ホールを満員にしたのは、十代の少女たちだった。
少女たちの祈るような瞳がリング上の一点に注がれる。
二人は、私たちの苦しみを背負って闘っている。
あの二人のように、もっと強くもっと自由になりたい。
長与千種とライオネス飛鳥と、そして二人に熱狂した少女たちのあのときそれから、真実の物語

1985年のあの日、私はリングを一心に見つめる少女の一人だった。
「読み進めていくうちに体が熱くなり、読後も2時間ほど短パン姿になって、冷たい体を横たえなければならないほどだった。」(小説家・樋口毅宏)

「面白すぎる。女子プロファンでもない私だが、途中で読むのを中断するのは不可能」(ノンフィクション作家・生島淳)

「やはり面白い。これはもっと長く書きたいのだろう」(水道橋博士)

雑誌「ロール読物」に元型となる100枚のルポが掲載されるやいなや熱く語られた「クラッシュ・ギャルズとその時代」を描いたノンフィクション300枚を加筆のうえ、堂々の単行本化!

内容説明

一九八五年八月二十八日、巨大な大阪城ホールを満員にしたのは、十代の少女たちだった。少女たちの祈るような瞳がリング上の一点に注がれる。二人は、私たちの苦しみを背負って闘っている。あの二人のように、もっと強くもっと自由になりたい。長与千種とライオネス飛鳥と、そして二人に熱狂した少女たちのあのときとそれから。真実の物語。

目次

観客席の少女
置き去りにされ
光輝くエリート
赤い水着
青い水着
親衛隊
引退
現実と向きあう季節
新団体
冬の時代に
夢見る頃を過ぎても
そして誰もいなくなった
クラッシュ再び

著者等紹介

柳澤健[ヤナギサワタケシ]
1960年東京都生まれ。83年3月慶應義塾大学法学部法律学科卒業。空調機メーカーをへて84年に文藝春秋中途入社。編集のみならず、執筆もよくてがけ、その文章のうまさと着眼点のユニークさには定評があった。2003年7月に退社。アリ戦、ルスカ戦など、アントニオ猪木が1976年に戦った四つの異種格闘技戦から、プロレスとは何かを描いたノンフィクション『1976年のアントニオ猪木』(2007年)でデビュー、高い評価を得る。月刊文藝春秋に「時代を創った女 松任谷由実」を寄稿するなど、独特のテーマ選択と筆致でファンは多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

32
クラッシュのふたりが愛憎入り混じる物語を紡いだ99年のGAEA JAPANは最高のプロレス団体だった。エースは陽の長与千種だけど主人公は陰のライオネス飛鳥。彼女は89年に引退してから復帰し、ヒールへ転身してから本当の意味で花開いた。88年にTVで見た試合では声援が長与に集まっていて、飛鳥は天性のアイデア力と表現力を持つパートナーの引き立て役。だが2000年の再結成時は、長与に合わせて引き立てる余裕を感じた。あと全日本女子プロレスは現代ではあり得ないとんでもない会社。でも間違いなくすごいものを見せてくれた。2023/09/21

まど

25
プロレスの魅力やプロレスラーとしての醍醐味・つらさ、どうしてクラッシュギャルズがあんなに人気があったのか、とても面白く描かれていました。文章も素晴らしいです! 当時プロレスに興味がなかったのが残念に思えてくるほど。二回ほど新日本プロレスを観にいったことがあるのですが、実際にみるとルールがわからなくても本当に面白いんですよね。クラッシュギャルズも全盛期に見たかったなあ。アラフォー世代にオススメ本。2012/05/18

Kumagai Shunichiro

17
めちゃくちゃ面白かったです。不世出の天才・長与千種、人間臭いライオネス飛鳥、二人を見つめ続けたいちファンの半生を織り交ぜながら描き出す女子プロレスの興亡。一人の人間が才能を捧げ尽くして時代を作っていくロマンと、やがてその青春が終わっていく残酷さ。読後感は映画「レスラー」を超える寂しさです。著者の柳澤健さんは、当時のコアのファンではなく、後から取材して書いたとのことですが、題材を俯瞰しながら、距離を取りつつも、言葉から熱い感情が滲んでくるような文章で、素晴らしかった。猪木の本も読んでみよう。2014/02/14

秋 眉雄

16
『だが、いまなら。』何かプロレス本を読みたいんだけどという人には迷わずこの本を推薦します。天才少女と努力の少女が時代という波に翻弄され、紆余曲折の果てに天才少女は先細っていき、努力の少女は開花していくという劇的な物語。しかもその間、彼女たちの活きる世界は爆発的な膨張と収縮をする。それらは真実ではあるけれど、間違いなくある種のギミックを含んでいる。だからこそプロレスは面白かった。彼女たちを取り巻き群がる少女たちに昔の自分を見た気がしたし、あぁ俺にも少女時代が確かにあったなと思うのであった。(再読月間その五)2017/03/22

サンノート

14
女子プロレス史を表と裏から描く。人間は、肉体的にも精神的にも追い詰められたとき、外側の皮がやぶれ、中身の本物が表出してくる。それは一種の狂った状態だったのだろう。松永さんが意図的に千種さんを追い詰めていたというのを知って、全女は怪物製造所だと思った。人間を超えたものを造るためには、人間性を奪わないといけないのだ。その実例だ。凄まじい顛末だった。時代も時代なので、けっこう無茶なトレーニングをされていた方たちというのは、プロレスに限らずいらっしゃったんだろうけども。全女が造り出したモンスターコンビの盛衰。2016/01/31

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