出版社内容情報
50代の今だから決めた引越し。未来を見据えた「暮らしのスリム化」を図り、人生を再スタートさせるための引越し&整理術&生き方本。
内容説明
約80m2の高層マンションから、約35m2の二間暮らしへ。大切なのは思いきった決断と小さな工夫。「住み直す」=暮らしと生き方の整理整頓によってこんなにも生活しやすく、心豊かな日々が始まる。
目次
第1章 「住み直す」理由
第2章 ものと心の整理
第3章 収納とアイデア
第4章 引っ越し後、工夫の日々
第5章 1年を経て、整う
著者等紹介
井上由季子[イノウエユキコ]
グラフィック工芸家・モーネ工房主宰。京都二条城近くで、「工房」「寺子屋」「ギャラリー」の三つを軸に、日々の暮らしの中で楽しめるもの作りを発信している。京都市立芸術大学、京都造形芸術大学などで非常勤講師を務める
村松美賀子[ムラマツミカコ]
文筆家・編集者。パルコ出版を経て、1997年よりフリーランスとして活動を開始。翌年渡英し、2年間ロンドンに滞在の後、帰国。京都造形芸術大学、近畿大学で非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
42
グラフィック工芸家の井上由季子さん。夫と義母と愛犬と一緒に、「住み直す」過程を追った本。滋賀のマンションから、京都の一軒家(夫婦の仕事場を兼ねて)に引っ越し、住居の広さは半分になった。物理的にも精神的にもどんなふうに準備をしたか、何を大切にして取捨選択をしたか、やってみて出てきた問題への対処。これからの暮らしをどう展開していくかは、40を過ぎてから日々考えている大きなテーマです。今、私が知りたいことがつまった本でした。2018/10/04
こふみ
19
「住み直す」って一言では言えないくらい精神的にも肉体的にも大変。引っ越ししてからも、お義母さんの為に他にお部屋を借りたりと、素晴らしい家族愛があってこそ出来た偉業だと思います。2019/08/07
bunboo
9
80歳を過ぎた義母と朝昼晩一緒に過ごすために、快適なマンションから古い仕事場を兼ねた一軒家に引っ越しを決断される50代のご夫婦。環境としては、不便な生活になるけれど、そこに至るためのご夫婦の創意工夫が素晴らしい。何よりもお義母さんが快適に過ごせるように常に考え、そうなるようにまたご夫婦で考え行動に移していく。自分に置き換えて考えると難しいけど、そういう発想もあるんだと参考になった。2018/11/22
momo
9
一気に読了。うちも先月引っ越したばかり。井上さんと違って少し広い快適な住まいに住み直したのに、ソファの配置ですら夫と意見が合わず年末年始もケンカしたばかり。結局夫が居る間と居ない間とは配置を変えることで自分を納得させました。発想の転換や工夫で乗り越えていけることを教えてもらいました。2015/01/05
しん
7
とても綺麗な本。写真も良い感じ。80平米から35平米への住み直しに関する本。狭くなるが故に持っている物を減らさなければならなかった。減らすことが目的ではないところが、説得力がある気がする。リメイクやリユース、収納術などよりも、実際に減らした物をもっと詳しく書いて欲しかった気がします。2012/03/13