出版社内容情報
男はオヤジからが楽しい。「中高年お見合いパーティへ」「我が青春のエロ映画」「老眼鏡デビュー」など五十路を迎えた著者が綴る脱力随筆。
内容説明
若者みたいに速球は投げられない。戸惑いばかりの“ガラスの50代”―。オヤジのペーソスが詰まった「週刊文春」の大好評エッセイ、待望の単行本化。
目次
たしかめたい(150キロの豪速球をバントできるか;エッセイ教室に通う ほか)
愛を探しに(花火大会の陽気な脇役;49歳の春 ほか)
単独行動に打って出る(不安だらけの人間ドック;オヤジ・スイーツ、おひとりさま ほか)
ガラスの50代(運転再開を待つ人たち;地獄の叫びで荷を上げろ! ほか)
そして人生は続くのだ(青春18きっぷで小説の舞台へ;夜明け前、赤福を買いに ほか)
著者等紹介
北尾トロ[キタオトロ]
1958年、福岡県生まれ。オンライン古本屋「杉並北尾堂」の店主であり、ライターとしても様々な分野で活躍。型にはまらない執筆出版活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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pino
138
目がショボショボして読書が進まないこの頃。題名とルソーの絵がやたらマッチしているこの一冊を。私に当てはめると「全力ですっぴんメイクを施す」となるのかな。オヤジの潜入体験が軽妙に書かれ、重いマブタに、じんわり心地いい。おお。ブラジャーを装着するなんて、おちゃめなお人だ。とは言えトロさん、50代に満員電車は辛かろう。うむむ。しかし、体を張った体験をゆるい笑いに変えるオヤジ、凄いぞ。(ここで、例のスローボール論争が起こり、ゆるい心持が乱されて、ボールが3つに見えはじめる。)私もトロさんみたいに老眼鏡を誂えよう。2014/08/30
MURAMASA
26
北尾トロさんというと一連の裁判傍聴モノが有名ですが、私は『怪しいお仕事!』や『君は他人に鼻毛が出てますよと言えるか』などの、筆者が感じたふとした疑問を実体験を通して紹介していく、脱力感のあふれるルポものが好きです。本作もその系譜に連なる作品だろうと思って読んでみましたが、50歳前後の時期に書かれた文章だからか、どうも以前のようにムチャな突撃精神や過剰な自意識が見られず、ちょっと期待していたモノとは違っていました。でも帯文の「五十路を迎えたトロさんのトライ&エラーな日常」は、たしかに描かれてましたね。2010/05/30
魚京童!
13
なんだろう、何かが足らないと思う。2014/03/30
春
11
久しぶりの北尾さん読み。面白かったけど、『裁判長~』の頃ほどの新鮮さは感じられなかったかな。タイトルの下のイラストが個人的には好きでした。2014/02/06
mari
5
トロさんも中年に入りなんか変に落ち着いた感じ。おっさんネタとマイホームパパ的な全体的にホノボノですね~。ちょっとインパクトにかけるかな。。。2012/03/01
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