森繁さんの長い影―本音を申せば

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163725505
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

時代を観察し続ける著者のエッセイ第12弾。政権交代や芸能界、映画の薀蓄から、敗戦の記憶、面白い本、新型インフルエンザまで。

内容説明

世の中を見渡し続ける時評的エッセイ。白眉の森繁論付き。

目次

冬休みの読書は「結婚のアマチュア」を
とりあえず、五十年
揺れ動く新年
イーストウッド、岸部一徳の目くばせ
ラジオ・デイズ2009
寒い風景
さいきん、気になること
不思議な大河ドラマ「天地人」
梅の花が散るころ
「おくりびと」と、さまざまな映画賞〔ほか〕

著者等紹介

小林信彦[コバヤシノブヒコ]
昭和7(1932)年、東京生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。翻訳推理小説雑誌編集長を経て作家になる。昭和48(1973)年、「日本の喜劇人」で芸術選奨文部大臣新人賞受賞。「丘の一族」「家の旗」などで芥川賞候補。平成18(2006)年、『うらなり』で第54回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

12
週刊文春連載されているものをまとめたもの。映画や演劇だけでなく、世相や風潮についても言及されていていつもながら、感心させられる。2013/09/19

kobaken

6
文春の連載でも読んでますが、一年分まとめて読むとまた良いのですな(ホント年に一度のお楽しみです)。去年一年がどんな年だったか、あらためて分かります。言わずもがなですが、氏の映画や笑いに対する慧眼には感服させられます。2010/07/18

ペキンパー

6
中野翠のコラム集と並んで毎年楽しみにしている一冊。今年も無事刊行してくれて非常に嬉しい。A・タイラーの小説、綾瀬はるかの魅力、8・30衆院選、黒澤明、等々。もちろん表題にある森繁久彌についても言及している。変わらないふり幅が嬉しい。中でも白眉は『グラントリノ』評。この小林評と宇多丸師匠の「シネマハスラー」評、この二つの評論だけで『グラントリノ』評論は語り尽くされているといっても過言ではないくらい素晴しい。あとラジオ好きとしては小林さんがTBS→文化放送にシフトしているのが興味深かった。2010/05/18

kokada_jnet

5
「母方の祖父の日記を調べている」ということは、次の小説は一族の歴史を描くものになるのかな。あと、「恵方巻きを、東京の作家で小説に初めて書いたのは自分」とあるが。これは、「唐獅子株式会社」でのことだっけ?それと、ドンドコドン山口をコメディアンとして評価しているのには、あ、まだチェックする気があるのかと。2010/07/19

5
「週刊文春」連載のエッセイも12冊目。今年も連載が続いていることを喜びたい。今回は映画関係の本の話題が多く、楽しめた。山田宏一&和田誠の「ヒッチコックに進路を取れ」なんかも登場する。著者にはあと1冊、ちゃんとした映画の本を書いて欲しい気もするが……まずは「ちくま」連載のエッセイと、構想中の小説2つの完成を祈るべきなのか。2010/06/05

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