内容説明
50時間にわたる密着インタビューで見えた知られざるオシムの世界。元サッカー論、マネージメント論を語る。
目次
第1章 日本代表
第2章 日本サッカーに告ぐ―問題点
第3章 オシムの仕事
第4章 世界のサッカー
第5章 オシムの哲学―サッカーの今日と明日
第6章 監督論と監督の仕事
著者等紹介
田村修一[タムラシュウイチ]
フットボールアナリスト。1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程中退。91年よりサッカーの取材を始め、サッカー専門誌や「スポーツ・グラフィックナンバー」「フランス・フットボール」などに寄稿している。2007年から、「フランス・フットボール」誌主宰のバロンドール選考(投票)委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たー
5
オシム氏が単にサッカー監督としてだけでなく、人間として素晴らしいことを再認識。ないものだりであることは分かってはいるが、彼の率いた日本代表をワールドカップで見てみたかった。2010/06/07
なかがわみやこ
3
1ページ目から同意のあまり目頭が熱く。かなり最初の方ですが「C. ロナウドの裏を取る」くだりは脳内でTV中継の絵が浮かんで、動悸息切れでした。本当に、せめてあと1年あれば『日本』のサッカーが出来たかもしれない。悔しくてならない。2010/04/29
penguin
2
この人があのまま代表監督でいてくれたなら、今頃は...と改めて思いました。オシム氏が語る言葉を読む度に、サッカーだけでなく「生き方」そのものについてあらゆる角度から突きつけられてる気がします。特に、「考えること」「リスクを冒すこと」「相手をリスペクトする」について色んな表現で必要性を説いてるに思えて成りません。しつこい様ですが、この人が指揮し、ピッチ上の選手が楽しそうに幸せそうに生き生き「リスクを冒す」サッカーが見たかったです。2010/05/29
yamabon
2
「オシムが監督を続けていたら・・・」そう思わざるを得ない一冊。ところどころ、我々サッカー選手でない人間にも突き刺さる言葉がある。2010/05/27
なべ
2
リスクをとるということと、自分で考えるという二つのことを日本代表に限らずサッカーに求めているのが読み取れました。リスクをとることは考えることなしにできないことで、点をとるのであれば、カウンターをくらったり、オーバーラップであいたスペースをつかれたりするリスクはある。それが怖いからといってやめるのは考えるのをやめたのいうことかな、それでは負けても仕方がないと思う。2010/05/25