出版社内容情報
文藝春秋誌上を飾った一級記事で読む日露戦争と明治日本。
司馬遼太郎、伊藤正徳、吉村昭、島田謹二……第一級の歴史エッセイと当事者の生々しい証言で構成。明治日本の「激動の歴史」。
目次
日露戦争と日本人(日露戦争の世界史的意義;戦勝の春 ほか)
人物論(大山巌と東郷平八郎;児玉源太郎と秋山真之 ほか)
当事者たちの証言(日本海海戦の想い出;実戦中心の日露海戦勇士の「話」の会 ほか)
登場人物の子孫たち(栄光の蔭に生きた父;閉塞船を指揮した父 ほか)
逸話集(私のみた清水の次郎長;「三笠」と私 ほか)
感想・レビュー
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rbyawa
2
h048、正直なところ文藝春秋に興味があったものの俗なイメージが強くほとんど期待をせずに手に取り、有名小説家から始まり、研究者、当時の軍人、軍艦の保存活動をした戦時中には民間人だった人物まで、どうもなんの手も加えられないまま、無造作に並べられていてどちらかというと若干手に余った…。一種これ自体が一次資料なのではないかというレベル、司馬さんの小説はあれはいいんですが、どうしても当時の価値観を綺麗に解釈してしまう節はあるのかもね、というかまあ、当事者にそんなにまとまった思考も思想もないよなぁ…大した本でした。2017/07/18
キミ兄
0
関係者の後日談。☆☆☆☆。2010/01/01
あきこ
0
これは歴史好きにとってはまさにお宝物、と感じられる一冊。記事の内容も、著作者もまさに試験にはでない日本史、秘蔵編と言った物だろう。日露戦争の真っ只中、生の声が聴けたような気がした。面白い。実に面白かった。2011/08/17