出版社内容情報
生誕100年を迎えた人気作家・松本清張の複雑で陰影に富んだ作品群を読み解き、作家が生きた時代と作品の持つ意味を明らかにする
内容説明
「天城越え」から、「神々の乱心」まで、「点と線」から、「昭和史発掘」まで。ミステリー評論のベテランが読み解いた清張文学のエッセンス。初心者も、愛読者も、必読の一冊。
目次
濁った暗い半生
文学への関心の芽生えと挫折
歴史小説からの出発
社会派推理小説への道
動機の社会性
清張ミステリーのトリックと名探偵
清張と旅
悪の肖像を描く
歴史の闇に迫る
清張の古代史研究
社会の変化と清張文学の遺産
著者等紹介
権田萬治[ゴンダマンジ]
1936年、東京港区生まれ。東京外国語大学フランス語科卒。評論家、ミステリー文学資料館館長、元専修大学文学部教授(ジャーナリズム論、近現代文学)。1960年「感傷の効用 レイモンド・チャンドラー論」(「宝石」)でデビュー。ミステリーを中心に評論活動に従事。1976年『日本探偵作家論』で日本推理作家協会賞受賞。2001年新保博久氏と監修した『日本ミステリー事典』で本格ミステリ大賞受賞。幻影城新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、横溝正史賞、創元推理評論賞、日本ミステリー文学大賞の選考委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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