出版社内容情報
無名の高校生がブラジル留学を経て、ヴェルディに練習生として入団。中澤佑二のスタートはここからだった。W杯で彼は何を得たのか。
内容説明
2010年6月、南アフリカで、中澤佑二が見せた勇気、挑戦、そして希望。
目次
第1章 プロへの挑戦
第2章 ドイツワールドカップ
第3章 南アフリカワールドカップ
著者等紹介
佐藤岳[サトウガク]
1975年、新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。99年に報知新聞に入社し、運動第二部に配属。2000年からサッカー取材に携わり、浦和レッズ、川崎フロンターレ、柏レイソル、鹿島アントラーズ、FC東京の担当を経て、現在は横浜F・マリノスを担当。Jリーグの取材と並行して、日本代表、欧州リーグなども取材。ワールドカップ取材は南アフリカで3度目となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆにこ
24
中澤さんがストイックだと言うのは知っていましたが納会も途中で帰るとは本当に徹底してますね。ドイツW杯の章は読むのが辛い。あの時の日本代表はバラバラだった。南アフリカでは岡田監督批判が多いのが目に付く。2013/11/13
さっちも
5
何事もあきらめがちな私には、あきらめることで何を失っているのかを考えさせられた。ザ ストイック2017/08/02
fon
4
プロになるまでの中澤物語は、本当に面白かった。が、後半のワールドカップ取材で「ある選手が~、ある選手が~」と、妄想なのか憶測なのか、よ く分からん岡田監督を批判する流れにがっかり…最初の章だけ読んで、本を閉じたほうが幸せだった。2011/06/06
青うめ
4
中澤を知るということに関しては、ある程度向いている本。中澤に絡めて、W杯の実際も少々感じることが出来る。なぜ『ある程度』『少々』なのかと言えば、著者の主観なのか中澤から語られた言葉・思考なのかが不明瞭な点も多々あるから。そしてそのような文体のままで人物批判とも取れる文章が見られたことが残念。どちらの意見かはっきりしていればそれでも一向に構わないが、このままでは感情移入も出来ないし、真実味にも欠ける。“ある選手が”という曖昧な表現も気になる。それを除けば面白く、サッカー熱&中澤を応援する気持ちの高まる本。2010/09/26
shinko0925
3
まるでSLAM DUNKの赤木キャプテン。理想が高過ぎる故の周囲との軋轢をものともしない、断固たる信念と凄まじいほどの努力。日本代表歴史屈指のセンターバックに昇り詰めた、まさに「不屈」の精神…。もう、リスペクトしかありません。首の皮一枚で繋がったヴェルディとの契約延長…努力は、人を、裏切らない。2022/11/16