狼・さそり・大地の牙―「連続企業爆破」35年目の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163716008
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

74年に始まった連続企業爆破事件。犯人逮捕をスクープしたサンケイ新聞取材班キャップが初めて内幕を明かした迫真のドキュメント

内容説明

三菱重工、三井物産、鹿島建設、大成建設、間組…姿なき「連続爆破テロ集団」を地を這うような取材で追いつめた記者軍団。

目次

第1章 チーム
第2章 焦躁
第3章 核心
第4章 スクープ
第5章 全容解明
第6章 テロ集団
第7章 裁判

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

38
三菱重工爆破事件をマスコミ側から書いたノンフ。著者は当時産経新聞の警視庁担当キャップ。産経は犯人一味逮捕のなんと当日朝刊で大スクープしたのですが、これ、今は絶対無理でしょう。ってか当時もどおなの? ともあれスクープに向け記者たちの奮闘ぶりが(自画自賛気味ではあるものの)昭和のブンヤ魂ってかんじで面白い。これでこの事件を犯人側「狼煙を見よ」、警察側「狼の牙を折れ」と三者三様読んできましたが、やはり1番グッときたのは「狼煙を見よ」だな!2017/11/13

澤水月

11
題名に「…を産経はいかにスクープしたか」と付けるべき。宅配の服借り家具屋のバイトしホシ見張る、逃げる刑事追い駅を社員証で突破、スクープ出す夜、自爆もありうるホシ宅近くだけ人命保護のためわざと遅配…と今じゃ考えられないワイルドなブンヤぶりが凄ぇ。あさま山荘や山岳ベースリンチに比べ余り知識ない連続企業爆破事件のことを知りたく手に。アナキズム突き詰めると市民も敵になってしまうとは…かの腹腹時計はまんま村崎百郎鬼畜のススメの元ネタと知る。セクト名がサブカルチャーと著者書くが今なら中2的、カッコいいが…(続2014/02/17

nobody

2
天下のクソサンケイ新聞記者の手になる自分達の手柄をカッコつけてまとめた武勇伝だが、さすがに文章が読みやすいので東アジア反日武装戦線メンバーの人となりを読み入ってしまった。何の断りもなく一部のメンバーをイニシャル表記にしてあるのは不満。 副題に「『連続企業爆破』35年目の真実」とあるがそのような特ダネはない。売らんかなの誇大広告だろう。 日本の政治的反体制運動はこれにて終焉の観。2014/08/16

ハイザワ

1
連続企業爆破事件そのものというより、犯人逮捕をスクープした産経新聞の記者の活躍について中心に書かれた本。犯人グループが逮捕されることを事前に察知し「未来の記事」を書いた記者たちが、スクープを報じることへの高揚感と爆弾犯逮捕を妨害してしまうのではないかという恐れの間で板挟みになりながら、確保の瞬間を撮影するために奔走するところが一番の読みどころだった。2018/08/24

kikizo

1
「三菱重工爆破事件」を始めとする企業爆破事件の取材内幕。事件の大きさの割に、紙面が少ない???もっと掘り下げてほしかった。でも、サラッと読むには読みやすかったかな。2014/05/01

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