内容説明
「ガンマナイフ」とは、放射線(ガンマ線)を患部に集中させ、メスで切ったかのように腫瘍、がんを治す医療機器である。これまでの日本のがん治療は外科手術が圧倒的だったが、今、体に優しい放射線治療が注目を集めている。ガンマナイフとそれに続く最新の定位放射線機器による治療を、六〇〇〇例以上の経験を持つ医師がわかりやすく解説する。脳腫瘍から肺、肝臓などの全身のがんへ、切らずに治す定位放射線治療が広がっている。
目次
第1章 放射線治療とは
第2章 がんと定位放射線治療
第3章 ガンマナイフ治療の実際
第4章 ノバリス治療の実際
第5章 賢いがん治療のために
第6章 来院から治療、退院まで
著者等紹介
小林達也[コバヤシタツヤ]
1938年栃木県生まれ。脳神経外科医、医学博士。名古屋大学医学部卒業、同大学院修了。岡崎市民病院脳神経外科部長、小牧市民病院副院長、名古屋大学医学部臨床教授などを経て、名古屋共立病院・名古屋放射線外科センター長。日本定位放射線治療学会、日本ガンマナイフ治療研究会の会長、国際定位放射線治療学会(ISRS)のボードメンバー等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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