Bunshun paperbacks
「食糧危機」をあおってはいけない

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163712406
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

BRICsの成長で、食糧資源危機が訪れる? それは嘘です!
東大准教授が三菱総研とともに徹底的な調査とデータ分析によって、巷の「食糧資源危機説」の嘘をわかりやすく解き明かす科学の書。
最近、“食糧危機本”が巷にあふれています。ここ数年原油などの鉱物資源とともに食糧価格も高騰、また穀物からエタノールをつくるバイオ燃料の促進によって、人間の食糧が奪われ、「自給率4割」の日本は危ないという恐れから、これらの本はおおいにもてはやされました。しかし、実際はどうでしょうか。本書の著者は、東大のシステム分析の専門家で、農業と食糧問題を調べてきました。その結果あきらかになったことは、信じられている危機説とはまったく逆の事実でした。本書ではその成果をわかりやすく解説しています。1次データから浮かび上がる冷静な事実は、明日の食糧問題を憂える日本人必読です。

内容説明

食糧問題をシステム工学で分析した。「食糧は、本当は余っている!」BRICsの経済成長、人口爆発、生産量の限界、「買い負け」、バイオ燃料、食糧自給率…食糧危機の俗説を一網打尽。

目次

第1章 「爆食中国」の幻想
第2章 「買い負け」で魚が食べられなくなる?
第3章 二一世紀、世界人口は減少に転じる
第4章 生産量はほんとうに限界か?
第5章 「バイオ燃料」の嘘
第6章 繰りかえされる食糧危機説
第7章 ほんとうの「食糧問題」とは?

著者等紹介

川島博之[カワシマヒロユキ]
1953年、東京生まれ。1977年東京水産大学卒業、1983年東京大学工学系大学院博士課程・単位取得退学(工学博士)。農林水産省農業環境技術研究所を経て、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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