出版社内容情報
激しい〆切中でもやっぱり美味しいものが食べたい! マンガ家・安野モヨコが自らのどうにも止まらないくいいじを描いたエッセイ集
内容説明
「グルメ」でも「食通」でもない、「喰いしん坊」の食生活を綴ったエッセイ集。
目次
第1章 春から盛夏(京野菜;空豆;パーティー;誕生日;包丁 ほか)
第2章 秋から立冬(エア料理;バターナッツ;百足;酒屋;うなぎ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
40
うーん、文章家だなぁ。なんでもない話でも読んでいたら食べたくなってしまう。食べる話だけでなく、着物を着ていて体を占め過ぎて葉山牛を食べられなくなったり、絶食中にエア料理に勤しんでパスタマシンを買ったり、誰もできないBBQに夢を馳せたり、春の山や太陽の味を妄想したりと話題は尽きない。文章入りもスムーズで、オチも面白い。うーん、マンガは絵と文の総合芸術だから、なんでもできるんだな。きゅうりの古漬けの朝ゴハン、絶対味覚を持つシェフの岩塩とオリーブオイルのワラサの焼物。大食いの体でないというオチまでついていた。2021/05/03
るぴん
35
食べ物エッセイ下巻。こちらも様々なエピソードと、思わずよだれが出そうになるほどのイラストが満載。景色を眺めるだけで、春の山や夕陽、夜の光をどうやって食べるか考えたり、大の虫嫌いなのに、海老を思わせるつくりに興味を覚えて百足をじっくり観察したり…。安野さんのくいいじに恐れいった。2019/10/05
蒼伊
33
再読。 安野さんの食べ物エッセイ下巻。上下巻じゃ物足りない!もっともっと続きを読みたい!と思わされる。約一年間の連載の中で、いろんな食材や料理について安野さんらしい軽快な語り口調で書かれている本作は、ぜひとも様々な人に読んでもらいたい。「食」に対するこだわりがある人もない人も、この本を読んだらまた新しい気持ちで日々の食事と向き合うことができると思う。2013/02/05
れいぽ
31
食べることが好きだー!という叫びがページをめくるたびに聞こえてくるエッセイの下巻。本能のままに食い意地を解放し、自虐しつつ寄り添いつつの筆捌きが絶妙で、今回も気持ちよく読めました。エア料理に笑ったり、LUSHの石鹸に多いにうなずいたりしましたw太陽美味しそうだなぁ(笑)オチビサンは安野さんの分身なんだなぁとこのエッセイを読んで実感しました^^2011/04/25
はる
29
相変わらず美味しそうな挿し絵と文章。子供の頃フルーツ味の歯みがき粉やいい臭いの消しゴムが食べれそうって思った事には凄く共感したよ~。しかも、結構な人が私と同じ事をしてたって書いてあったから一安心。後、残念なお弁当エピソードも結構どのお家もあるんですね。勿論我が家でも…。2019/05/16