オーケストラ、それは我なり―朝比奈隆 四つの試練

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163705804
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0095

内容説明

「引退するには早すぎる」それが、93歳まで現役の指揮者として大阪フィルを率いた巨匠・朝比奈隆の最後の言葉だった―『嬉遊曲、鳴りやまず』で斎藤秀雄を描いた著者が、朝比奈本人と80余名への取材で綴る決定版評伝。

目次

第1の試練 隠された出自(もらいっ子;知らぬは自分だけ ほか)
第2の試練 上海の栄光と満州引き揚げ(新交響楽団での挫折;上海交響楽団へ ほか)
第3の試練 NHK大阪中央放送局との確執(局長の苦言;BK楽員は関響に出演させない ほか)
第4の試練 指揮とは何か(指揮の奥義;大フィル・サウンド ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takashi 

1
指揮者朝比奈隆の評伝。ドイツ音楽の偉大な伝道者と称えられる朝比奈、音楽家として人間としての両面を、全生涯にわたり丹念に掘り起こす。清濁併せ呑み、豪胆かつ繊細な気質であったこと、出生の秘密がその後に及ぼした影響など、実に読み応えのある評伝。一挙に読み終えた。2013/01/03

くらむ

0
晩年の朝比奈の演奏には何度か生で接したものだが、それほど感心しなかった。この本のおかげで、その訳が少し理解できたような気がする。しかし、一方で熱狂的な支持者をも生んでいるわけで、その理由を知りたかったのだが、そこまでは筆が及んでいない。 しかし、読み出したら止まらない面白さはある。2013/06/11

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