内容説明
「引退するには早すぎる」それが、93歳まで現役の指揮者として大阪フィルを率いた巨匠・朝比奈隆の最後の言葉だった―『嬉遊曲、鳴りやまず』で斎藤秀雄を描いた著者が、朝比奈本人と80余名への取材で綴る決定版評伝。
目次
第1の試練 隠された出自(もらいっ子;知らぬは自分だけ ほか)
第2の試練 上海の栄光と満州引き揚げ(新交響楽団での挫折;上海交響楽団へ ほか)
第3の試練 NHK大阪中央放送局との確執(局長の苦言;BK楽員は関響に出演させない ほか)
第4の試練 指揮とは何か(指揮の奥義;大フィル・サウンド ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Takashi
1
指揮者朝比奈隆の評伝。ドイツ音楽の偉大な伝道者と称えられる朝比奈、音楽家として人間としての両面を、全生涯にわたり丹念に掘り起こす。清濁併せ呑み、豪胆かつ繊細な気質であったこと、出生の秘密がその後に及ぼした影響など、実に読み応えのある評伝。一挙に読み終えた。2013/01/03
at_random
0
朝比奈隆の伝記。朝比奈隆指揮のCDを幾つか聴いていたので、手に取った。最後の参考文献を見ると、色々な本が出ていたが、私はこの本が初めてなので、初めて知ることが多かった。朝比奈隆が養子であったこと。音楽学校出身でないこと。齊藤メソッドの齊藤秀雄がライバルであったこと。指揮者として、戦前満州に行き苦労して日本に帰還したこと。大阪フィルを苦労して立ち上げたこと。トレーナー指揮者として、レベルアップしていったこと。一から立ち上げ育てた大阪フィルは、それこそ自分のオーケストラであるがストライキをしたこと。etc.2026/05/03
takao
0
ふむ2025/08/18




