出版社内容情報
にやりとする話、泣ける話、考えさせる話満載!
有馬稲子さんの「美女という災難」をはじめ、加藤一二三、柳家子満んら異色な顔ぶれも楽しめる全五十五篇。決して損をしない上質エッセイ集。
有馬稲子さんが「この年になると臆面もなくいえますが」と前置きして語る、美女という災難とは……? 表題作はじめ、ほうという話、えっと驚く話、心がなごむ話など、珠玉の54篇。棋士、加藤一二三さんの「一〇〇〇回目の敗戦」は昨年のトピックとしても秀逸です。「なんでも鑑定団」の中島誠之助さん、落語の柳家小満ん師匠など、常連の人たちにまじって顔ぶれも多彩です。
内容説明
天下の美女が語る「美女であることの災難」とは?プロ棋士の「1000回目の敗戦」顛末記や妻や子に先立たれた夫や親の胸の内…。ちょっといい話、怖い話など、珠玉の54篇。
目次
美女という災難(独裁者コレクション(鹿島茂)
托骨(飯田章)
「昭和」のにおい(清野恵美子) ほか)
「バス停巡礼」の愉しみ(旅する男女脳(黒川伊保子)
九十センチの歴史(石田トミ)
ダン爺の青春(やなせたかし) ほか)
妻への手紙を書きつづけて(世捨人(車谷長吉)
自衛隊のアトム(梯久美子)
還ってゆくところ(高田宏) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shiman
15
検索中のタイトル借り。表題は想像とは違う内容でした。私は星野博美氏と同じように「予定があると不安」という「予定がないと不安」な人よりちょっと良くないタチなのだ。似たような方も居るのですね・・・で日記も手帳も必要なかったのだが、もうデジタル&アナログ両方がないと覚えられなくなり、やむを得ず使用。でも「空白過ぎ」は気にはなるのです・・・2018/10/24
今夜は眠れない
7
佐野洋子・永六輔・加藤周一なんて懐かしいのだろう。高橋治も。2016/10/24
桐一葉
1
エッセイすき。佐野洋子さんのもっと色々読みたくなった!やなせたかしさん、梯久美子さんはずーーーっと読み続けたいなぁー2016/06/09
まおー
1
旬が過ぎていたからなのか、私の頭のコンディションが良くなかったからなのか、実際にそうなのかはわからんが、09年の「死ぬのによい日だ」と比べて面白くなかった。09年のが面白かったから期待してたのに。でもタイトルは09年よりも08年の方が面白そうだよね。2010/02/16
ふみふみ
0
何本か、グッとくる話があった。2011/11/04