ケニア!彼らはなぜ速いのか

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163704708
  • NDC分類 780.28
  • Cコード C0095

内容説明

9回の五輪陸上競技で54個のメダルを獲得!速さの秘密を追い、グラスゴー、ロンドン、コペンハーゲン、そしてケニアへ。

目次

第1章 グレートリフトバレー―プロローグ 略奪者カレンジン
第2章 グラスゴー―遺伝子狩りと科学者の夢
第3章 コペンハーゲン―運動生理学者の葛藤
第4章 ロンドン―科学とスポーツ
第5章 カプサイト―キャンプという独特の仕組み
第6章 モンバサ―彼らが走る理由
第7章 エルドレット―競争心にあふれたメンタリティー
第8章 東京―エピローグ 謎解きの行方

著者等紹介

忠鉢信一[チュウバチシンイチ]
1969年生まれ。横浜市出身。サッカー選手として帝京高‐筑波大でプレーし、日本ジュニアユース代表、日本ユース代表に。イングランド地域リーグでも1シーズンを過ごす。93年、筑波大学体育専門学群を卒業し、朝日新聞社入社。長野支局、欧州総局(ロンドン)などを経て現在は東京本社編集局スポーツグループ勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takao

3
ふむ2024/02/12

dwarfjay

2
イロイロな驚きとともに、猛烈な勢いで読了した。「なぜ、ケニア人が速いのか?」という質問の答としては、「やる気のある若者が、全生活をランニングに捧げて、真剣な努力を積んだから」ということになるような気がします。読みものとして面白かった。あと、佐藤秀和が、一年くらいケニアで練習しようと計画していた、というのも興味深かった。2011/02/18

くろかわ

2
黒人だから、ハングリーだから、高地民族だからで済ませることなく、速さの理由を選手・コーチ・科学者のインタビューを通じて探し続けた本。結論がはっきりしないことろに、自らの疑問を素直に突き詰めようとする著者の知的誠実さを感じる。2008/10/14

yoshi

1
高地トレーニング、キャンプという競争環境、そして不屈の闘志。遺伝でもなく身体的特徴でもないところが共感できる。当時の世界2位の記録が、現在の日本記録に相当。およそ20年の遅れをとったという事実。2025/04/07

ひかる

1
タイトルの答えは、ケニアにおいて貧困から抜け出すためには、ランナーになるしかないから、というあたりに落ち着くのだろうか。社会的立場が保障されている欧米や日本の選手とは競技に対するスタンスがかなり異なるようだ。また、スポーツ科学の研究を精査した上で、「遺伝」「高地」「学校まで何十キロも走っていく」といった要因は(現状では)根拠に乏しいと著者は結論付けている。新書のようなキャッチーなタイトルだが、本書の前半はスポーツ科学の最前線、後半は現地での綿密な取材が誠実に記録されており、ルポとして非常に優れた一冊である2011/04/10

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