現代史の虚実―沖縄大江裁判・靖国・慰安婦・南京・フェミニズム

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163702704
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0095

内容説明

マスコミが醸成し強要する先導的な「歴史解釈」「空気」「同調圧力」に異議あり。

目次

1 沖縄集団自決の「神話」(大江健三郎『沖縄ノート』裁判の行方;文科省への意見書―「集団自決」問題についての所見 ほか)
2 昭和天皇の生きた時代(昭和天皇と「富田メモ」について;「富田メモ研究委員会」検証座談会 ほか)
3 慰安婦とフェミニズムの災厄(偏った「慰安婦」像を偽造した河野談話;「慰安婦」の次に狙われるのは「南京」か ほか)
4 「正論」の日々(教科書検定は国際情報戦の最前線;自縄自縛に陥った個人情報保護法 ほか)
5 歴史よもやま(日清談判破裂して、レンタル核・体罰といじめ;三つの国鉄史秘話 ほか)

著者等紹介

秦郁彦[ハタイクヒコ]
1932(昭和7)年山口県生まれ。1956年東京大学法学部卒業。ハーバード大学、コロンビア大学留学、大蔵省財政史室長、プリンストン大学客員教授、拓殖大学、千葉大学、日本大学各教授を歴任。法学博士。『昭和史の謎を追う』(文藝春秋)で1993(平成5)年度菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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じろう

1
慰安婦や南京問題、だいたい秦さん説が真実に近いと思っている。秦さんの真ん中あたりが真実というのが理解できる。大江の論理は怪しいと思ったが女性天皇問題などはついていけない部分もあったがおおむね賛同。2018/05/13

おい

1
様々なテーマに関して作者の思いや調査結果が記述されており、かなり興味深い内容も多いが、同じテーマの内容がバラバラの章にあったり、本全体として頭をかしげてしまうようなテーマがある等、ややもったいない感がある。 ★★★2014/02/21

inokori

1
サブタイトルどおり,大江健三郎の『沖縄ノート』記述による名誉毀損訴訟や安倍元首相期の米下院・従軍慰安婦決議などの現代史が関わる事件や国際問題からフェミニズム,喫煙をめぐる問題まで,主に保守系論壇紙・誌に著者が寄稿した文章の集成.バリバリの実証主義で勉強になるし,勝手に人柄を想像して憧れる.ふだんあまり掲載誌のような保守系新聞・雑誌等を読まず,どちらかというと戦後民主主義による歴史教育にどっぷりつかって,新聞も日曜日だけ朝日を買う(読書欄と書籍広告を読むため)あたしだが(爆).2008/12/15

ぐうぐう

1
右にも左にもぶれない実証主義として秦氏の視点には好感と説得力が持てる。2008/10/09

こばこ

0
とにかく「流されず」、資料に基づき淡々と自論を述べていることに好感。 沖縄に来て1ヶ月半ということで、「沖縄ノート」の件を注意深く読ませてもらったが、この本を通し、沖縄という地は「本土と違う」点を売り物にして生きているのかもしれない、という疑念を抱くにいたった。2010/05/15

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