内容説明
創造、破壊、革新、回帰、反復、引用、主観、客観―言葉では言い表せない森羅万象を包みこむ、新しい形の画文集。「見えないもの」と「見えるもの」をつなぎ、読むもの、観るものを揺さぶる105の世界。横尾忠則の日常と創作の秘密がいま、明らかになる。幼少5歳児の驚くべき模写から、Y字路まで、計105点を収録。全頁オールカラー&全作品自己解説付き。
目次
弥勒モーツァルト
宝塚ミューズ神
猫と弥勒菩薩
死の世から生を
米同時多発テロ
突然やってきた雌猫
赤いパワーに興奮
マグリットの謎
自作の複製
死者と蛾〔ほか〕
著者等紹介
横尾忠則[ヨコオタダノリ]
美術家。1936年、兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もヴェネチア、パリ、サンパウロほか各地のビエンナーレに出品するなど世界的に活躍する。2006年にはパリのカルティエ現代美術財団での個展を開催、国際的に高い評価を得た。95年に毎日芸術賞、2000年にニューヨークADC殿堂入り、01年に紫綬褒章受章、06年に日本文化デザイン大賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケケ内
1
JR車内で読みながら横尾忠則現代美術館へ。本人のコラムを読んだ直後に、壁一面にプリントされた日記や展示されたポスター・絵画等の作品を見るのは初めてだった。突拍子もないことばかり考えている人かと思っていたが、着想の得方や編集者などとの会話などがこの本から分かり見方が90度くらい変わった。2016/08/30
HENSHUU
0
もう8年も前になるのに、世田谷美術館での「冒険王・横尾忠則展」のワクワク感が今でも忘れられず、図書館で表紙を目にして即、借りました。とにかくコラージュという行為をしたくなる本です。そして病気ネタが異常に多い本文エッセイには創造的な病気との付き合い方が記されていて、入院中の方へのお見舞いの品としても最適の本です。2016/11/24
オシャレ泥棒
0
図書館2012/01/10