幽霊を捕まえようとした科学者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 430,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163691305
  • NDC分類 147
  • Cコード C0098

内容説明

錬金術から化学が、占星術から天文学が、心霊研究からは?幽霊の存在を科学的に実証せよ!ノーベル賞科学者のチームが始めた驚愕の研究。

目次

タイタス事件
ポルターガイストと幽霊屋敷
「科学vs宗教」の時代
ケンブリッジの三人組
サイコメトリー
死の間際のメッセージ
幻覚統計調査
テレパシーか、霊との交信か
エクトプラズム
よみがえった霊
死の予言
交差通信
終わりなき探究

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mittsko

8
ウィリアム・ジェイムズを中心に、英米の心霊研究協会(The Society for Psychical Research: SPR)に集った科学者たちの初期の足跡((「科学的ゴースト・ハンティング」))をたどるノンフィクション。原題はずばりGhost Hunters。著者は、数冊のベストセラーを物してきた米国のサイエンス・ライター、大学教員。本書の執筆を通じ「常識というがんじょうな錨でがっちりつなぎとめられた」自分に「新しい考え」が入ってくる感覚を味わったという、巻末の「謝辞」はちょい感動的…(^^)/2023/08/26

志田健治

6
興味深い内容でした。SPR(心霊研究協会)を描いている本だとは、読んでいる途中に気がつきました。気になっていた事柄だったので俄然熱が入りました。伝説の霊媒たちの事細かな研究記録にも魅了されましたが、この本が訴えたいことは、科学と宗教のジレンマなのだと思いました。インチキを暴くのと科学を追究することは、SPRの研究家たちにとっては別のことで、行き過ぎた科学信仰は、未知の可能性を狭めてしまう。うまく言えませんが、偽善と善がどこかで繋がっているように、インチキと本物の複雑な親和性を感じました。当分哲学脳です。2015/07/03

Abdiel

3
イギリス心霊研究協会、アメリカ心霊研究協会による、霊媒師や心霊現象の研究について。科学とオカルトは一見関わりの無さそうな分野だが、職業霊媒師のいかさまを見抜きながら本物の「心霊現象」を求める科学者の姿が興味深い。交霊会はいかさまだと思うが、しかし霊や死後の世界の存在の有無は今のところ証明できない。エジソンの言うように「本当に重要なことは、人間にはまだつかめていないんだ」という姿勢が重要なのかもしれない。2009/05/12

まある

2
心霊研究協会(SPR)を設立し、科学界から白い目で見られながら霊の存在の究明に取り組む科学者たち。研究なかばで世を去った科学者が死後の世界から霊媒を通じて交信してくる。そんなメッセージのひとつ「将来には、死なるものの恐怖や疑いはありません。死は存在せず、それを超えた知的生活がたしかにあるからです」が本当であることに期待したい。2019/03/05

なー

2
★★★★☆ 霊媒を職業にした人達は、どういう訳でそうなったのか知りたいと思った。心身共に負担は大きいだろうし、研究という名の苛めのような実験に参加させられたり、バカにされたり笑いものにされたり、苦労のわりに実入りの少ない仕事に感じられる。一般の者が霊媒に求める物は「救い」だと思う。死者を呼び、相談話を聞いてもらう。前段の箪笥が動くだの音がするのは信頼を得る為の奇跡という名のパフォーマンスだろう。それに科学の力で横やりを入れるのは無粋すぎる。「ない」ことを証明するのは困難で、「わかる」には限りがありすぎる。2016/11/17

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