内容説明
最高権力者の入院から死までを描いて、政治と権力の実相に迫る、渾身のドキュメント。
目次
五月三〇日―最後の街頭演説
五月三一日―単なる過労
六月一日―ふとんが重い
六月二日―狭心症
六月三日―愁眉を開いた…
六月四日―「ゼリーが食べたい」
自民党40日抗争
総理大臣は「使い捨て」か
六月五日―「早くゴルフをやりたい」
六月六日―「心筋梗塞」報道の波紋
六月七日―「政」と「医」の相克
六月八日―二分間の会見
伊東正義と田中六助
六月九日―サミット出席は不可能
六月一〇日―はじめての洗髪
六月一一日―「荒唐無稽の噴飯物」
六月一二日―午前五時五四分
著者等紹介
国正武重[クニマサタケシゲ]
1933年愛媛県生まれ。58年早稲田大学第一法学部卒業。59年朝日新聞に入社し、67年東京本社政治部に配属される。以来、佐藤栄作内閣を皮切りに歴代政権を担当した。78年政治部次長、大平内閣の首相官邸クラブ責任者となる。このときの取材体験が本書を生み出した。81年編集委員(政治担当)、93年役員待遇。95年に退職し、現在は政治評論家として活躍している。「湾岸戦争という転回点」で99年度日本記者クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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