内容説明
あなた自身も、隣のあの人にも、上司やライバルにも、必ず「思い当たるフシ」があるはず!思わず膝を打つ、画期的キメツケ人間二分法。50の項目で人間の「根本」に迫る傑作エッセイ集。
目次
それは「とっとく」という人と「捨てろ」と言う人だ
それはうたう人とひねる人だ
それは嫌いな言葉を持てる者と持たざる者だ
それは大通を探す人と路地を探す人だ
それは「キチッと」と言う人と「ザッと」と言う人だ
それはマニュアルを読む人と読まない人だ
それは根っこの長い人と短い人だ
それは同志になりたい人とボスになりたい人だ
それは「開けとけ」と言う人と「閉めとけ」と言う人だ
それは大金をおそれる人とおそれない人だ〔ほか〕
著者等紹介
中野翠[ナカノミドリ]
コラムニスト。早稲田大学政経学部卒業。出版社勤務等を経て、フリーのもの書きに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スノーシェルター
24
確かに!と笑いながら読んだ。二種類と言ってもバッサリ分けるでもなく曖昧なところや、嫌なものは嫌、不愉快だと言い切る文章が楽しい。2014/12/13
キヨ
5
大方、著者に共感し似た思考だった。周りにいる方。あの方、この方‥フムフム正反対。にやりと笑えた。それは化ける人とさらす人だ。それはあの方をヤワラちゃんと呼べる人と呼べない人だ。お皿の裏を気にする人と気にしない人だ。しばらく皿洗いの度、皿の裏イコール女の値打ちの言葉が頭によぎりそうだ。2015/12/20
egg
3
私の仲間。心強い味方。自分がうっすらと感じてきた違和感や、当たり前みたいに持ち続けてきたこだわりを分かってくれる人。そんなお姉さんが書いた、ぴったりと私に寄り添ってくれる本だ。分かる分かる。分かり過ぎる。「そうそう、そうなのよ」という確認作業の読書になった。2010/12/12
うたたね
2
「興味のない人と、興味のない話題の話をするのは無駄」この一言に救われました。(笑)自分だけじゃないんだと。。。まぁ、この感覚と、どう折り合いを付けて生きて行くかが難しいんですけどね。なかなか、面白かったです。2013/06/30
あーさー
1
中野翠さんが、「ナントカの人とカントカの人」という感じで人間をザックリ2種類に分け、論じている連載をまとめた作品。強引な感じがなんとも面白く、中野さんのイラストも良しです。2023/11/17