内容説明
日中国交回復前の混乱期にスパイ容疑で逮捕・監禁された日本人商社員の知られざる苛烈な体験。
目次
第1章 突然の逮捕
第2章 はじまりは満洲
第3章 少年時代―「東洋のパリ」ハルビン
第4章 敗戦―植民地の喪失
第5章 人民解放軍の野戦病院へ
第6章 朝鮮戦争・革命幻想の挫折
第7章 「祖国」での再出発
第8章 北京監獄の日々
第9章 日中国交回復と釈放
第10章 初めて知った「真実」
第11章 対中ODA対一号案件への深い関わり
著者等紹介
鈴木正信[スズキマサノブ]
1929年、中国(旧満洲)大連に生まれ、少年時代をハルビンで送る。16歳(旧制中学4年)で敗戦。翌1946年秋、中国共産党軍(東北民主聯軍)に徴用され、軍医助手として病院勤務、各地を転戦。国共内戦、朝鮮戦争を体験。この間軍委託学生として中国医科大学に学ぶ。1953年帰国。NHK国際局勤務ののち、総合商社兼松へ。中国貿易を専担。1968年2月、北京出張中突然逮捕され、特務(スパイ)容疑で5年2ヶ月拘禁幽閉される。73年4月、国外追放処分を受け帰国。1989年、兼松を定年退職、創価大学へ(文学部外国語学科教授)。2005年退任
香取俊介[カトリシュンスケ]
1942年、東京生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒。NHK(報道局外国放送受信部、番組制作局ドラマ番組班)をへて、1980年より、フリーの脚本家・作家・ノンフィクション作家に。日本放送作家協会会員・理事。ホームドラマを中心に、刑事ドラマ、文芸ドラマ、時代劇、昼の帯ドラマ、単発ドラマ、ラジオドラマなど、多くの放送脚本を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
のらねこ