内容説明
近年吹き荒れる「反日」の嵐。その実態はどうなのか。「反日教育」でも「歴史問題」でもない、「苛立ち」から見る新しい中国の実相。
目次
第1章 膨張する反日エネルギー
第2章 西安の日本人狩り
第3章 反日運動の「七勇士」
第4章 迷走する香港
第5章 靖国神社参拝の是非
第6章 中国人を味方にできない日本企業
著者等紹介
富坂聰[トミサカサトシ]
1964年、愛知県生まれ。北京大学中文系に留学したのち、豊富な人脈を活かした中国のインサイドリポートを続ける。著書に『龍の伝人たち』(小学館刊、小学館ノンフィクション大賞優秀作受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hexen
0
反日デモのルポや反日運動家へのインタビューが相手を知るのに役立ったと思う。「双方がその違いを理解する努力を何もしないままに「分かり合える」という先入観を持つことは本来なくてもよいトラブルを作り出す装置となる」という下りがなるほどなと思った。自分側の前提だけで話すと話にならない事を体現するのに中国はとても適当だ。2010/06/07
光
0
確かに接する機会が多いと摩擦も多くなるとは思う。ストレス発散が反日になり、その理由は歴史問題と言うより、民意だとか。中共は反日デモから反政府運動に広がるのを恐れているらしい。2019/12/14