内容説明
アメリカの人気精神科医ゴードン・リヴィングストン博士がおくる、より幸せな人生のためのアドバイス。二人の子どもに先立たれ、人生の辛酸をなめた博士ならではの励ましと心に響く30の言葉で、あなたの人生は必ず変わる!心が軽くなる、必ず希望が持てるようになる人生の処方箋。
目次
あなたの心のナビゲーション・システムを信じよう。
本当に愛しているのなら、行動であらわそう。
理屈ではなく、心に訴えかけよう。
子どものころのトラウマを、いつまでも引きずるのはやめよう。
大切な人との関係は、時間をかけて育もう。
気分がうつのときには、まず立ち上がってみよう。
思い切って大胆に行動してみよう。
幸せになりたいのなら、完璧主義は捨てよう。
やらないための言い訳を探すヒマがあったら、まず挑戦してみよう。
あらゆることに、よい面と悪い面の両方を見よう。〔ほか〕
著者等紹介
リヴィングストン,ゴードン[リヴィングストン,ゴードン][Livingston,Gordon]
ジョンズ・ホプキンス大学医学部、米国陸軍士官学校(ウエストポイント)卒業。1967年より医療に携わる。ヴェトナム戦争に軍医として従軍した経験を持つ。現在は、メリーランド州コロンビアで精神科医、セラピストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mika_f
4
作者はベトナム戦争を経験し、息子二人を立て続けに亡くした精神科医。どちらかと言うと子育て世代から中高年向け。娘への祝辞が良かった。「不安感や落ち込みを克服しようと立ち上がる勇気と、その為の行動を起こす決断力だけが、マイナスの気分を振り払う為の効果的な治療法である」「愛するのにふさわしい誰かを見つける為には、必ずと言っていいほど痛みが伴うもの」「許すのは他者がいてはじめて成り立つ行為であり、愛と正義が交わるところに許しは存在し、許す事が出来れば、人は癒される」2014/06/26
yuko-k
0
心に深い傷を負ったことのある作者だから、ひとつひとつの言葉が愛情に満ち深く心に響きます。決して上から目線でなくて優しい。たくさんの勇気を貰えます。
148cm
0
米国の精神科医による人生の処方箋。尽きることのない欲望や不安不満、葛藤とどう向き合い、よりよく生きていくか? 自己啓発本や人生相談本によくある過度・過激な叱咤激励はなく、著者の知識経験――医師として、男として、父親として(白血病と自死で2人の息子を亡くしている)――に基づく見解が淡々と。付かず離れずの距離間が、読み手に自ら振り返り思考する余地を与えてくれるのが、「考えたがり」の自分にはちょうどいい。2019/03/08