出版社内容情報
話題沸騰!裁判傍聴記の最新刊。
一度傍聴したら、もうやめられない!
通いはじめて早四年、窃盗、詐欺から連続殺人まで。
法廷は、映画や小説、ワイドショーもぶっ飛ぶ人生劇場。ホントに面白すぎ!
内容説明
笑いあり、怒りあり、涙あり…法廷は、映画や小説、ワイドショーもぶっ飛ぶ人生劇場。これさえ読めば、もう裁判員制度もこわくない―裁判傍聴記待望の最新刊。
目次
その涙、情状の余地なし
嫉妬
いい役者が揃った!
都合のいい暗示
人間失格
その言いぐさには無理がある
傍聴依頼が届いた
史上最強の証人
世界の端っこで人情を叫ぶ
スジの通る理屈、通らない理屈
裁判傍聴のツボは笑いかドラマか
地裁の被告は外国人だらけ
現代心中考―愛するもののために死ぬということ
ぼくとシミケン
取調室の中
裁判官は選べない
小さな事件の深い闇
自分の中では…
次第に明らかになる事実
悪魔がささやく
傍聴癖は直らない
裁判のダイゴ味は判決へと至過程にあり!
著者等紹介
北尾トロ[キタオトロ]
1958年、福岡県生まれ。オンライン古本屋「杉並北尾堂」の店主であり、ライターとしても様々な分野で活躍。型にはまらない執筆出版活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sora
35
こういう場面を興味だけでみるものでなはいよ。と聞かされて育ったけれど、こういう本を読むのは、正直興味がありました。「人生いろいろ」これが素直な感想です。2014/10/26
しーふぉ
18
裁判官がやる気ないってやだな〜 とりあえず有罪みたいな…2017/03/22
びすけっと
13
2007年4月刊。市民図書リサイクルコーナー出会い本。前著は読んだなあと思いながら手にしました。パンチ力は今ひとつ。一番読み込んだのは「第16幕裁判官は選べない」。そうだよなあ、よほどのことがない限り忌避できないもの。医師以上に人間性が乏しいと言われる職種。使っていた自転車を盗んだものと警察に捕まった路上生活者の被告のことなど思いをはせることなどできるまい。しかも任命権者が内閣総理大臣である長官をトップにした縦社会。「家栽の人」のような裁判官はまれだろうな。2014/12/12
ヒロくま
11
事実は小説よりも奇なりとは言いますが、まさに、そう感じさせる傍聴記録がたくさん書かれていていて、驚くこと然り。テレビで見たことあるような事件もありましたが、面倒見の良いおばちゃんが証人に立つ話しにホロリときた。前作未読なんです読んでみたいかも。2013/10/01
Ayumi Katayama
10
前回は「裁判長! 死刑に決めてもいいすか」。少し重かったけれど、今回は執行猶予。泣いたり笑ったり忙しい(笑)。「第9幕 世界の端っこで人情を叫ぶ」が好き。2018/04/29