内容説明
「死をも恐れない愛人同士の軍隊」「殉教した美少年奴隷」「ネクロフィリア(屍体愛好)と少女コレクション」「屍姦~死体を抱ける店」「死体の皮膚で女装した男」「生首を愛した女」「見せ物としての死」「カニバリスム」「拷問のフルコース」「ユニークな自殺」「秘所まで晒された処刑の情景」…人間の死と愛と欲望を巡る仰天エピソード満載。
目次
1 死とエロス(死をも恐れない愛人同士の軍隊;殉教した美少年奴隷 ほか)
2 死と欲望(カニバリスム;拷問のフルコース ほか)
3 現世への執着(墓めぐり;死後への執着 ほか)
4 自殺を巡る奇譚(名誉のための自殺;ユニークな自殺 ほか)
5 死に際の美学(秘所まで晒された処刑の情景ジャンヌ・ダルク;決闘を選んだ寝とられ男プーシキン ほか)
著者等紹介
桐生操[キリュウミサオ]
パリ大学(ソルボンヌ大学)、リヨン大学でフランス文学・歴史を専攻。帰国後、執筆活動を開始、歴史の裏面に隠された知られざるエピソードを様々な形で紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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詩歌
3
帝政ローマでは故皇帝を神として奉る習慣。ウェスパシアヌス帝はユーモアのある皇帝だった。臨終の時「ああ、残念無念である。余もついに神様になってしまうのか…」2014/03/30
勉誠出版営業部
1
同僚から借りた、桐生操さんの『世界情死大全』を読了。情死とは名を打っていますが、広く「死」について扱ったもの。トルストイの晩年が意外すぎた・・・。2014/01/12
角
0
L2012/11/26
かなた
0
図書館より。流し読み。最初の30ページは、おもしろかったです。考察はいまいち。下手な解釈やら引用を入れるよりは、事象掲示に一貫した方がおもしろかったんじゃないだろうか?実際の事件と文学作品がごっちゃになっているので、興醒めの感。こんな話があるよという一覧代わりにはいいかもしれないけれど…。2012/02/24