内容説明
みなさんは童話「シンデレラ」の元になった物語が、中国にあることをごぞんじですか。西洋のシンデレラとちがって中国のシンデレラは、焼き物師としての優れた才能を持っています。でも継母にいじめられるところは同じです。そして、この本の主人公アデリンもそうです。アデリンは中国の天津という街のお金持ちの家に生まれますが、継母からうとまれ、きょうだいたちにいじめられ、つらい毎日を送っています。心の支えは、おじいちゃんとおばさんだけ。でもアデリンは、そのふたりから引きはなされて、寄宿舎に入れられてしまいます。さびしくて、みじめで、くじけそうになりながら、ひっしに勉強して、けなげにがんばるアデリン―。西洋のシンデレラは、最後には幸せになりますね。ではアデリンは？アデリンも幸せになって、『チャイニーズ・シンデレラ』になれるのでしょうか。
著者等紹介
アデリン・イェン・マー［アデリンイェンマー］［Ａｄｅｌｉｎｅ Ｙｅｎ Ｍａｈ］
１９３７年、中国・天津の資産家一家に、三男一女のあとの５番目の娘として生まれる。１４歳でイギリスに渡り医学を修め、アメリカで医者として成功する。半生を綴った「君玲 継母に疎まれた娘」（文春文庫）は世界中で１００万部を超えるベストセラーとなる
橋本恵［ハシモトメグミ］
東京都生まれ。東京大学教養学部卒。大人向けのノンフィクションを中心に翻訳してきたが、「子育てに奮闘中の現役ママ」として、児童書・ＹＡ分野に転向
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感想・レビュー
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saba
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シンデレラというのは大げさな気がする。2016/03/06
月水 ゆき
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表紙に惹かれて読みました。
すかすかの恐竜
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中国文化の推移が興味深かった。主人公の少女の多感さ、年齢以上に考え方や気持ちやが深く、同じ年くらいの自身がいかに空っぽだったかを思い出します?
