出版社内容情報
嫌なことがあったり、いらいらしたり、思い通りにいかないときなど、つい人にいじわるをしてしまいます。すると、いじわるをされた相手も嫌な気持ちになっていじわるを仕返して…どんどん悪い方向へ進んでしまいます。そんなことは楽しくないし、つまらないことだよと、せなけいこ先生はこの絵本であっけらかんと言っています。心の中にあるいじわるの芽を育てないことが、争いごとをなくす一番いい方法なのかもしれません。いじわるな気持ちになったとき、この絵本を思い出してもらえるとうれしいです。ところで、せな先生は子どもたちに読み聞かせをしたり、遊んだりすることが大好きです。いくつになっても子どもと対等でいられるからこそ、世代を越えて愛される絵本が生み出されるのかもしれませんね。
せなけいこ[セナケイコ]
著・文・その他/イラスト
内容説明
たあぼうがお日様に「いじわる」と言うといじわるい気持ちが広がって…。
著者等紹介
せなけいこ[セナケイコ]
東京生まれ。武井武雄先生に師事。日本児童出版美術家連盟会員。『いやだいやだの絵本』(福音館書店)で産経児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
67
いじわるをすれば、いじわるで返ってくる。繰り返し、繰り返し。いじわるの連鎖は止まらない。止める勇気を持たなきゃ。いじめと一緒‼️2018/08/26
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
53
読み友様からのご紹介本です📚苛めた方はすっかり忘れているけれど、苛められた方は一生忘れない!だから、いじわるしちゃダメ!関係のないものまで巻き込んでしまうから!!!せなせんせいもなんと「気づかないうちに友達を苛めていたらしいんです」と書いてあって驚きました😲😲😲😲2025/02/22
山田太郎
41
けっこうスケールの大きい話。せなけいこが好きだな、うちの娘。2014/03/11
ゆか
39
是非大人に読んでいただきたい。私も、悪口を言う人とは、つきあわないようにしています。そうすると、向こうも張合いがないのか、いわなくなります。そして、いう人に悪口は集まってきます。意地悪も同じことだと思う。意地悪はせず、にっこり笑顔で。たとえ自分が、嫌なことをされてもこちらの信念を曲げずに優しく接していれば、向こうもやさしくなってくるし、たとえ向こうが意地悪し続けても、そちらに、こちらの信念をかえて合わせる必要はないので、こちらは、いつもにこにこしていましょう!おためしあれ!2014/07/03
新田新一
32
自分の作った雪ダルマをお日様に解かされたくない男の子。彼はお日様に戦いを挑みます。冬眠中の恐竜も出てきて、お月様まで顔を出し……。せなけいこさんらしいユーモアのある、スケールの大きな絵本です。子供の頃に、雪だるまが解けていくのが嫌だったことを思い出しました。さりげなく大切な教訓を含んでいるところが素晴らしいです。それは憎しみの連鎖は続くということで、子供たちも分かってくれるでしょう。2025/02/07