内容説明
極限の闘いの空に挑んだ男たちと愛機の残像！著者が二十余年にわたる取材過程で蒐集した三万五〇〇〇枚余りの写真の中から選び抜かれた四〇〇枚。日本海軍航空の栄光と最期。
目次
制空戦闘機
防空戦闘機
艦上攻撃機
艦上爆撃機
陸上攻撃機／爆撃機
特別攻撃機
艦上／陸上偵察機
水上偵察機
飛行艇
輸送機
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
12
隊員たちの写真集、の副題どおり海軍航空隊の全機材を、共に戦った搭乗員や整備員らの人物と、その当事者として視線が生きる写真を選りすぐって俯瞰する作品。航空戦史の第一人者である渡辺氏の解説は適確かつ丁寧であり、機体に反映された海軍航空の戦術思想、写真の人・機が居る場面等を臨場感豊かに伝える。人・機ともそれが遺影となった菊水作戦出撃機や神雷部隊の陸攻と桜花、梓特別攻撃隊等の数葉は胸を打つ凄味が漂う。敗れたとはいえその戦いは後世の誇りであり、また現代日本の海空の技術にも往時の事績が確かに息づくことも認識できる。2015/11/22
雨猫
3
海軍の太平洋戦争時の戦闘機の写真と解説。写真にひとつひとつ解説がついているので、いつどこでどんなふうに使われたのか分かり勉強になった。それにしても無駄にたくさん作ったもんだ。そしてそのうちの多くに不具合があり実戦用にはならなかったというのも･･･。☆4つ2014/09/24
