内容説明
キライなものは嫌い、筋が通らぬことは許せない。齢八十、気概と気合で日々を過ごす著者の過激で愉快なエッセイ、シリーズ第5弾。
目次
怒涛のはじまり
幸せとは何ぞや
イジワルばあさんの記
孤島のたたずまい
へとへとサッカー
おしゃべり考
花の時期
春来る
今様浦島
猿山のボス〔ほか〕
著者等紹介
佐藤愛子[サトウアイコ]
大正12年大阪に生まれる。甲南高女卒業。昭和44年、「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で女流文学賞を受賞。ユーモアあふれる世相諷刺と人生の哀歓を描く小説及びエッセイは多くの読者の心をつかむ。父は、作家・佐藤紅緑、詩人サトウハチローは異母兄である。平成12年、十二年の歳月をかけ、佐藤一族の荒ぶる血を描ききった大河小説「血脈」で第48回菊池寛賞を受賞
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感想・レビュー
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パフちゃん@かのん変更
60
「にくまれる婆ァとなりて喜寿の菊」という77歳から始まって「ものすべてただ生臭し傘寿の秋」の80歳までのエッセイ。相変わらず面白いです。病院嫌いで有名ですが、北海道のホテルで昏倒し、入院された話も。それでも弱ることなくお元気そうだ。犬の話、身の回りの変な人の話。面白い。2017/04/29
あられ
1
リズム感の良さ、駆け回るテンポの良さ、思い切りの良さを楽しませてもらった 若い世代にまっとうに物申す姿勢が小気味よい 文章に躍動感があり、弾んでいる 紙に印刷された文字なのに読んでいて不思議で仕方がなかった2024/07/31
イーイング
0
夢十夜愛子さんバージョン、「こんな夢を見た。 」から始まるお話は秀逸。夢に現れたトクダさんっていったい誰?という所から話はあっちへ飛び、こっちへ行き、ご友人の北杜夫さんや元旦那様の田畑麦彦さんまで登場して大盛り上がり。構成の上手さに引きずられ、一気読み。最高です。2016/11/03
kuri
0
この人のエッセイは笑えるなあ2008/02/11